2014年F1バーレーンGPの金曜プラクティスで、ケータハムの小林可夢偉はFP2で21位、マーカス・エリクソンは22位/22位、ロビン・フラインスはFP1で21位だった。
■ケータハムF1チーム
マーカス・エリクソン フリー走行1=22位/2=22位
FP1はまずまずだった。リヤウイングを変えてデータをチェックし、主に決勝に集中したプログラムに取り組んだ。セッションを通してパワーユニットのドライバビリティが改善していった。バランスは最初は高速コーナーでかなりオーバーステアで、低速コーナーではアンダーステアという状態だったが、ライドハイトと他のメカニカルセットアップの変更によって、セッションを終えるころにはいい方向に向かっていた。
FP2ではさらにセットアップを変更し、全体的なグリップが向上したと最初から感じた。特に高速セクションでのバランスはまずまずだった。でも最初のランの間ほとんどずっとパワーに問題があり、プッシュすることができなかった。パワーが全く予測できない形でかかったりかからなかったりしたので、コーナーの立ち上がりで加速する時、何が起こるか分からなかった。1周を通してこの問題が出なかったラップはなく、そのために最終的に真のパフォーマンスを示すラップタイムを出せなかった。この問題については今夜詳しく調べる。
ソフトタイヤで始まるロングランを走り切った。デグラデーションレベルはとてもよかったけれど、さっき言ったようなパワーの問題があって、本格的にプッシュすることはできなかった。そしてセッション終了5分ほど前にパワーユニットの問題によりマシンを止めるよう言われた。
ルノーはこの問題をチェックしてくれるだろうし、幸いセッション終盤だった。全体的に見てこれまでよりいい金曜を過ごせたと言えるだろう。そのおかげでFP1とFP2を終えた段階では過去2戦よりもいい状態にいる。
今夜やるべきことは多いけれど、オーストラリアとマレーシアよりも、土日に向けていい感触を持っている。今日の走行距離を利用して明日もっと前進することを目指す。
ロビン・フラインス フリー走行1=21位/2=−位
僕にとって初めてのFP1をうまく終えることができてよかった。チームにとって今シーズン初めてトラブルに見舞われることなくFP1を過ごせた。
35周というのはまさに目標としていた周回数だし、日曜に向けたプログラムを完了することができた。タイムを追及するのではなく、ルノーのパワーユニットに関する作業に集中した。
バーレーンでのプレシーズンテストで前回僕がドライブした時よりマシンのバランスはよくなっていると感じた。ルノーは大幅に前進したね。前戦マレーシアで僕らのレースペースがいいことは証明しているし、バーレーンの決勝に向けてそれをさらに向上させるために今日の作業は役立つと思う。
セットアップの最適化を果たしルノーに関する作業をもっと行うことによって、パフォーマンスがさらによくなることは明らかだ。でも今日僕は自分の仕事を成し遂げたし、今日の作業には満足している。
来週のテスト初日にあたる火曜に僕はまたマシンに乗り、ピレリタイヤのテストを行う。その時にも同じような信頼性を示せたら、ピレリにとっても僕ら自身にとっても大きな前進につなげることができるだろう。