F1第13戦シンガポールGPの公式予選Q1が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。
エントリーする22台の全マシンが20分間のタイムアタックを行うQ1では、タイム上位16台が第2ラウンドのQ2へ進出。脱落した6台はその順位が決勝グリッドとなる。
セッション前半はあまり走行が行われないこともあるQ1だが、今回は開始直後からウイリアムズのパストール・マルドナドを皮切りに多くのマシンがコースイン。序盤からミディアムタイヤを使用したアタックが行われた。
タイムシート上位は、予選前のFP3でも速さを見せていたメルセデス勢とロータスのロメイン・グロージャンが牽引。一方、フリー走行から好調のレッドブル2台は残り時間10分を切ってからようやくコースインしていった。
ただ、そのなかスーパーソフトを装着したザウバーのニコ・ヒュルケンベルグが首位に浮上。タイムを牽引するメルセデスの2台がスーパーソフトで再びコースインするなか、レッドブルの2台はミディアムタイヤで上位のタイムを記録。そのまま安全圏で走行を終えた。
その結果。このセッションのトップタイムは、スーパーソフトに履き替えたハミルトンの1分44秒196に。レッドブルの2台と、グロージャンのみがスーパーソフトタイヤを温存している。
ノックアウトゾーン近辺では、フェラーリのフェリペ・マッサがチェッカーフラッグ直前まで下位に低迷していたものの、最後の1アタックでなんとか13番手のタイムでQ2進出。また、ザウバーのエステバン・グティエレスも最終アタックでタイムを更新し、僚友ヒュルケンベルグに次ぐ10番手につけた。
一方、彼らの押し出される形でフォース・インディアのポール・ディ・レスタとウイリアムズのマルドナドがここで敗退。加えて、ケータハム、マルシャの各2台もこのセッションで走行を終えている。