ウイリアムズF1 BMWのアントニオ・ピッツォニアは18戦のF1出走経験があるが、今季残りの2戦、日本と中国でのレース経験はない。しかし彼はここで再び才能を発揮し、2006年のレギュラーシート獲得につなげたいと考えているはずだ。
「次の2戦でいいパフォーマンスを発揮できれば、それは僕にとって大きな意味を持つことになるだろう」とピッツォニア。「だから、そうできるように集中していかなければね。レースにはたくさんのチャンスがあるはずだ。ベルギーとブラジルで僕がチャンスを逃したことは、チームも分かっている。だから、次の2戦でうまくやれればいいんだけどね。僕にとってふたつとも未知のコースだが、新たなコースを走るということで、僕のパフォーマンスが損なわれることはない。僕はチームの手助けをできるだろう。その他のことはそれほど頭にないんだ」
今週末の日本GPについて、ピッツォニアは次のように語っている。
「日本でレースができるのを本当に楽しみにしている。あのサーキットのことは全然知らないから、僕にとってはビッグチャレンジになるだろう」
「初めてのトラックで走るのはいつだってとてもエキサイティングだが、鈴鹿については特に他のドライバーたちからたくさんいい話を聞いているので、あそこでのドライブが待ちきれない。チームのシミュレータで練習することになっている。トラックを習得するのに最善の方法だ。もちろん、実際に現地で走るのに勝るものはないけどね」
ホームGPだった前戦ブラジルGPでは早々にリタイアとなってしまったため、ピッツォニアのBMW V10エンジンには余力が残っており、その恩恵をここで授かりたいところだ。
「ブラジルGPではほとんど走行できなかった関係で、エンジンライフに余裕があるため、金曜と土曜にいくらかでも余計に走れるはずだ。僕がトラックに慣れるのに役立つだろうと思うよ。2001年の鈴鹿は見ていただけだったけど、今年またここに来られて、レースに参加できることをとても嬉しく思う」