28日、ヘレス・サーキットにてF1合同テスト2日目が行われた。ウイリアムズ、マクラーレン、レッドブル・レーシング、トヨタの全4チーム、7台が参加した中で、マクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサがトップタイムをマークした。
2日目の天候は晴れ。MP4‐20をドライブするデ・ラ・ロサがマークした1分16秒402は、テスト初日にウイリアムズのマーク・ウエーバーが記録したものよりも、約1.5秒速いタイムだった。
デ・ラ・ロサは、中国GPに向けたフロントサスペンションおよびミシュランタイヤのテストに集中して取り組んだ。だが、この日の最終ラップでエンジントラブルに見舞われている。
ウイリアムズが単独でテストを行った初日にトップタイムを出したウエーバーが、この日の2番手。3番手は、最後の2戦にも出場できることになった同僚のアントニオ・ピッツォニアだった。
ウイリアムズには、今回の2日間がシーズン中の最終テストであった。この日を終え、テクニカルディレクターのサム・マイケルが次のような総括を述べた。
「今日でシーズン中のテストプログラムを終了した。テストチームは、FW27の信頼性とパフォーマンスを向上させるため、各地で一年中、必死に頑張ってきた。彼らは、テストが再開される11月末まで、立派に働いて得た休暇を取ることになる」
「マーク、アントニオ、ニコ(ロズベルグ)の3人は、この2日間、ブレーキや電気系統のテスト、さらにはセッティング作業に専念した。また、中国GP用のコンパウンドを選ぶためのタイヤ比較にも取り組んでいる」
4番手はマクラーレンのアレクサンダー・ブルツで、フロントサスペンションとフロントダンパーに重点を置いたプログラムに沿って72周を走りきった。
5番手にはレッドブルのビタントニオ・リウッツィが入った。6番手はトヨタのラルフ・シューマッハーで、V8エンジンをテストしていた同チームのテストドライバー、リカルド・ゾンタは最下位だった。
翌29日は、ルノーとBARホンダがテストに参加する予定だ。
Jerez(9/28)
Leading performances
1
Pedro de la Rosa
McLaren-Mercedes
1'16.402
84Laps
2
Mark Webber
Williams-BMW
1'16.722
103Laps
3
Antonio Pizzonia
Williams-BMW
1'16.767
82Laps
4
Alex Wurz
McLaren-Mercedes
1'16.825
72Laps
5
Vitantonio Liuzzi
Red Bull-Cosworth
1'17.017
110Laps
6
Ralf Schumacher
Toyota-Toyota
1'17.603
88Laps
7
Ricardo Zonta
Toyota-Toyota
1'20.749
71Laps
All times unofficial
courtesy of McLaren