ミハエル・シューマッハーは、今年のコンストラクターズ選手権を3位でフィニッシュできれば、フェラーリにとって‘悪くはないだろう’と述べた。フェラーリは先週末のブラジルGPで同3位の座獲得にまた一歩近づいた。
シューマッハーはインテルラゴスでのレースを4位でフィニッシュし、チームメイトのルーベンス・バリチェロも6位に入って合計8点を獲得。現時点でのコンストラクターズ3位争いのライバルであるトヨタが1点で終わったため、残りわずか2レースでその差を17ポイントにまで広げた。
これにより、フェラーリが残る日本GPと中国GPでマクラーレンとルノーに続く3位の座を確定する可能性は極めて高くなった。シューマッハーによれば、今シーズンの展開を考えると、このポジションは決して悪くはないという。
「まず最初にフェルナンドと彼のチームに対してタイトル獲得おめでとうと言いたい」とシューマッハー。「彼らは素晴らしい仕事をした。そして僕の個人的な視点から言えば、ベネトン時代にいっしょに働いた連中の何人かが喜んでいる姿は、僕にとっても嬉しいものだった。来年はまた彼らと戦いたいものだね」
「僕らのレースはまあまあといったところで、間違いなくここ2、3戦よりも内容は良かった。コンストラクターズ選手権は僕らにとって重要だし、その観点からはいい結果だったと言える。僕たちは3位の座を守りたい。それを失うのはあまり嬉しいことではないよ。来年のピットレーンのポジションが下がるだけでなく、フェラーリのイメージにも影響するからね。今年のようなシーズンに3位に入れれば、決して悪くはないだろう」
また、シューマッハーはブラジルでのレースで、フェラーリがBARやトヨタよりも上位で戦えたことにも満足しているという。
「確かな進歩が見られた。このコースでは差を詰めていくのが比較的楽だったし、BARやトヨタより上位を維持して、ルノーの1台よりも前でフィニッシュできた。残念ながら僕らは勝てる状態にはないが、あのレースは正しい方向への一歩だった。すでに何度も言っているように、このシーズンが終わるまでに問題を解決する方法を探し当てたい。そうすれば、冬のテストの間に再びトップを争えるポジションに戻れるはずだ」