クリスチャン・クリエン(レッドブル)
Q:クリスチャン、出走できなかったことについては?
CK:じっとしているのは面白くないね。少しばかりツラかったし、一歩下がってサードドライバーを務めるのはイライラしたよ。だが、今年の初めから僕とビタントニオ(・リウッツィ)が1台のマシンをシェアすると分かっていたし、過去4戦は出番がなかっただけだ。今はレースが楽しみだし、再び正ドライバーに戻れるのは嬉しい。精一杯頑張るよ。
Q:だが君の他に、スコット・スピード、ビタントニオ、デイビッド・クルサードの3名がいて、まるで1チームの中に2チームあるようだね。
CK:ああ、たくさんのドライバーがいるね! スコットは今週末、生まれて初めて観衆の前でF1マシンをドライブする。彼にとっては楽しくて素晴らしい週末になるだろう。だけど、僕自身は実際にマシンに乗り込んで集中することが重要だ。
Q:チームの競争力の高さには驚いている?
CK:もちろん。シーズン開幕当初、皆も自分たちの強さに驚いていたと思う。だが、確実にシーズン中はずっと厳しくなるだろう。より大きなチームは僕らよりもマシンを開発できるからね。でも、ニュルブルクリンクで自分たちはまだコンペティティブであると分ったし、少しツイていたおかげで2台がポイントを獲得できた。今週末は僕も入賞できたらと思っている。
ジャック・ビルヌーブ(ザウバー)
Q:ジャック、僕らは君の母国カナダへと戻ってきた。昨日の記者会見でひとつ気付いたのだが、君は来年分の契約を結んでおり、それはつまり、あと1年半に相当する契約があるということだろうか? 具体的に話してもらえるかな?
JV:事実はそうだ。驚くことではない。昨年そう言われたし、冬の間も、ここ数ヶ月前にも言われた。そのとおりだ。
Q:噂でチームは君を交代させられるのではないかと言われているが、最初に彼らが乗り越えるべき難関はそれ(契約)だと?
JV:噂はレース生活の一部だ。たくさんの噂が絶えず流れている。どこから流れてくるのか分らないが、噂を流すのは簡単だろう。なぜならチームに深く関わっている人たちの噂もあるし、人々は金さえ出せば何でも買い取れると思っている。僕はそうやって噂が立つんだと思う。