ジョルジョ・パンターノがジョーダンチームから早期に解雇された問題が、法廷で争われることになるかもしれない。パンターノのマネジメント会社が、そう明らかにした。
中国GPで、パンターノの代わりにティモ・グロックを走らせたジョーダンは、パンターノとの契約は“終了した”としている。ウワサによると、この“解雇”は、カナダGPでパンターノが降板させられ、グロックに取って代わられた際の原因となった、スポンサー資金の不足がまた起こったからだという。だが今回は、パンターノは再びシートに復帰することはできそうもない。彼はチームのポイントに貢献できていないのが大きいようだ。
しかしながら、この話はまだ先があるかもしれない。というのも、ブラスク・マネジメントとパンターノ・モータースポーツのラース−クリスチャン・ブラスク会長が、この件はまだ決着してはおらず、何らかの法的手段に出る可能性があると述べたのだ。
「最初は、“ノーコメント”と言おうと考えたが、我々の事業やプロフェッショナリズム、そして事実のためにも、それは正しくないだろう。事実は、契約と合意が破棄されたということなのだ」と、ブラスク会長は声明の中で述べた。
「このような問題は、できれば商業的に解決したいのだが、今回の件では、状況が複雑ですべての事実が一般に明らかにされていない。最もありそうなことは、私たちの投資とドライバーの利益を守るために、法廷に訴えねばならなくなるということだ。私たちは現在、訴訟を準備しており、コメントはそこまでにしておくのが一番だと思う」
ブラスクがパンターノのために法的措置をちらつかせるのは、今回が初めてではない。F3000チームのスーパー・ノバを訴えたことがあるのだ。パンターノが契約を結んだと思われたのに、2002年のラインナップから漏れた際のことだ。