16日、ヘレスで行なわれたF1合同テスト4日目は前日に続いて、ウイリアムズのテストドライバー、アントニオ・ピッツォニアがトップタイムをマークした。
来週末に行なわれるホッケンハイムでのドイツGPでラルフ・シューマッハーの代わりにレースに出ることがほぼ確実になったピッツォニアは前日には及ばなかったものの、ほぼ同じタイムを出し、安定したマシンの仕上がりをアピールした。
このテストの後、9月初めまでテストが禁止される為、テストチームはその間に行なわれるドイツ、ハンガリー、ベルギーのGPに備えた調整を今回終える必要があったが、天候はこれに味方し、青空が広がる晴天、気温は36度に達した。
ピッツォニアと僚友のマルク・ジェネはタイヤ評価とトラクション・コントロールのテストに集中した。ピッツォニアが58周を走行しトップタイムの1分17秒400をマーク、ジェネは73周を走行し5番手だった。
「チームはこの3日間、一貫したプログラムをこなすことができた」とテストチーム・マネージャーのティム・ニュートンはコメントしている。「この後のテスト禁止があるので今回のテストはチームにとって非常に重要だった。それに私たちは広範囲な量の仕事をカバーしなければならなかった。しかし理想的な条件が揃い、エアロパーツやその他のコンポーネントの開発研究、そしてミシュラン・タイヤの走行テストに多くの周回を割くことができた。金曜日にマイナートラブルが起きたが、ドイツGPに向けて万全な準備ができたよ」
フェラーリはモンツァでのルカ・バドエルと、ここヘレスでのミハエル・シューマッハートによるダブルヘッダーのテストを敢行した。バドエルはブリヂストンタイヤの開発といくつかの新コンポーネントのテストを行い106周を走行した。シューマッハーは、タイヤとエアロダイナミック・コンポーネントのセットアップに努め、1分17秒415の2番手タイムだった。
BARは佐藤琢磨とアンソニー・デイビッドソンがテストに参加、開発を急ピッチで進めていた。2人のタイムは3番手、4番手。特に佐藤は、週の初めに届いた最新のエンジンの開発評価を続け、その成果を1分17秒546というタイムで示した。
Leading performances (7/16) - Jerez:
1
Antonio Pizzonia
Williams-BMW
1'17.400 58laps
2
Michael Schumacher
Ferrari-Ferrari
1'17.415 107laps*
3
Takuma Sato
BAR-Honda
1'17.546 76laps
4
Anthony Davidson
BAR-Honda
1'17.676 93laps
5
Marc Gene
Williams-BMW
1'17.806 73laps
6
Ricardo Zonta
Toyota-Toyota
1'17.856 98laps
7
Mark Webber
Jaguar-Cosworth
1'17.949 83laps
8
Heikki Kovalainen
Renault-Renault
1'18.304 96laps
9
Alex Wurz
McLaren-Mercedes
1'18.376 97laps
10
Christian Klien
Jaguar-Cosworth
1'18.469 93laps
11
Pedo de la Rosa
McLaren-Mercedes
1'18.529 83laps
12
Franck Montagny
Renault-Renault
1'19.134 104laps
[* denotes Bridgestone tyres; all others on Michelin]
All times unofficial - courtesy of Renault F1