ジャック・ビルヌーブのマネージャーであるクレイグ・ポロックが来シーズンF1に戻ってくるとの噂を肯定し、既にシートも確保していると語った。
ポロックは、以前ビルヌーブが在籍していたウイリアムズに復帰するとAutosport誌に語ったが、具体的には何も契約ができていない為、依然として交渉の窓口はできる限り広く構えていくようである。いずれにせよ、ポロックはビルヌーブの来シーズン復帰に自信があるようだ。
「ジャックのF1復帰の為に、必要な資金は用意するつもりだ」と、ポロックは英サン紙に語る。「既に、あるチームと話し合いを持った。ミハエル・シューマッハーとタイトル争いが演じられるチームになら契約する用意がある。」
ウイリアムズは、ファン−パブロ・モントーヤがマクラーレンに移籍する為、既に来シーズンの空きが一つ決定されている。そして、もう一つのシートに関しても、ラルフ・シューマッハーの契約が延長されない可能性が強いとされている。ビルヌーブは2度目のワールドチャンピオンの座を得られるチャンスを虎視眈々と狙っており、どのチームがそれにふさわしいかをみきわめる必要がある。
皮肉なことに、現在シューマッハーとフェラーリに対する挑戦者としての最右翼は、ビルヌーブがポロックと共に去る事となったBARである。
更にはミハエルが今シーズン限りでの引退を決めるのではとの憶測もある。そうなるとフェラーリを含めたドライバーの大移動が始まる為、ビルヌーブがマクラーレンやルノーなどに加入する可能性もある。また、今シーズン不振のトヨタもビルヌーブの選択肢の中に入っている。
ところが、やはりウイリアムズ入りを狙っているようだ。ポロックは次のように語っている。「ジャックはまだF1を引退した訳ではない、レースに出たい気持ちは強く、常にトレーニングを欠かさない。」「お金の問題ではなく、どう走って勝つのかが問題だ。ウイリアムズは確かに、最も魅力的なチームである」