ＢＭＷが２００７年いっぱいでＦ１から撤退する可能性があることを明らかにした。もっとも、状況が彼らにとって望ましくないものになった場合、という条件付きではあるのだが。
昨日付けのガーディアン氏が報じたところによると、ＢＭＷの役員バーカード・ゴッシェルは、“Ｆ１が技術的および商業的に魅力のあるものでなくなれば”、彼らの戦略を考え直す可能性があると語った。
「私たちはモータースポーツにコミットしている。その領域はＦ１だけには限られない」とゴッシェルは同紙に対して述べた。「もしＦ１が私たちの理想やＢＭＷにとって価値あることとは別の道へ進もうとしているのなら、私たちは違うカテゴリーのモータースポーツに切り替えるだろう。私たちはＦ１に縛り付けられているわけではないのだ」
また、Ｆ１の商業権を管理するＳＬＥＣと、ＢＭＷ、メルセデス、ルノー、フェラーリ、フォードらの利益を代表するＧＰＷＣとの交渉が決裂したことについて、彼は新しいシングルシーターシリーズも現在の諸問題に対する“ひとつの解決策”になり得ると述べた。
「Ｆ１はその管理形態を変える必要がある」と、彼はタイムズ紙の取材に対して語った。「そうでなければ、ＢＭＷやその他の自動車メーカーはＦ１を去ってＧＰＷＣへ向かうだろう。Ｆ１は一般の会社と同じように運営されるべきだ。まだ議論の余地は残っているが、新シリーズの立ち上げがひとつの解決策になるのかもしれない」
ＢＭＷは２０００年シーズンから現在まで、ウイリアムズにエンジンを供給している。

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