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メカUPDATE:チームによって微妙なバリエーションの「モンキーシート」
2016年6月9日
近年のF1では「モナコ専用」のハイダウンフォース空力パーツは作らない傾向にあるものの、モンキーシート・ウイングレットについては多くのチームが最もアグレッシブな仕様を持ち込んできた。
このパーツは、リヤウイング下で車体中心線から幅100mmのボディワークのフリーゾーンに収まっている。そのため、技術用語としては「Y100ウイングレット」(フリーゾーンの寸法をCAD用語で表わすと「Y100」)という名称が与えられているが、名前としては「モンキーシート」のほうが通りがいいだろう。
モンキーシートのおもな働きは、ダウンフォースを生み出すことだと考えている人が多い。しかし実は、この部分の気流を上に向けて、ディフューザーから出てきた空気をリヤウイング上面からの気流に、うまく合流させることにある。モンキーシートの下にあるエキゾーストから吹き出す排気も、少なくとも部分的には、この働きの手助けをしているが、かつてのブローディフューザーほど強力な効果ではない。
リヤウイング下面の気流を上に向けるのは、リヤウイング最上部の裏面まで、できるだけ気流を剥離しにくくして、より安定したダウンフォースを発生させるためだ。
このような働きの代償として、ドラッグは多少なりとも増加する。したがって、モンキーシートが使われるのは、ドラッグが増えても大きなダウンフォースが欲しいコースか、深く回り込んだコーナーが多く、リヤウイングのダウンフォースの安定性が重要なコースということになる。
モンキーシートは、デザインのトレンドが収束しつつあり、最近では背の高い2枚の翼型エレメントの左右にエンドプレートを取りつけ、アーチ型の片持ち梁で吊り下げる形が最も多い。
トレンドから外れているのは、トロロッソだ。3枚のエレメントで構成され、さらに翼型部分とエンドプレートの両方に複雑なスロットが加えられている。
メルセデスはマウント方法が他とは異なり、下方へ長く伸ばしたエンドプレートでギヤボックスに固定している。
フェラーリはシンプルな2枚エレメントのウイングレット、ザウバーはシングルエレメントを採用。ウイリアムズとレッドブルは、モナコではモンキーシートを使わないセットアップを選んでいた。
(Translation:Kenji Mizugaki)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
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第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |