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ウォルフ、ドライバー間の行き過ぎる対立に“釘”

2015年12月8日

 メルセデスAMGのトト・ウォルフは、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのチームメイト対決が過剰になりつつあり、来季はコントロールできなくなるようなことがあってはならないと警告した。

 昨年から始まったふたりによるチャンピオン争いは、今シーズンも毎戦のように予選、決勝と繰り広げられ、結果的にハミルトンが2年連続ワールドチャンピオンに輝いた。しかし、シーズンを通してふたりのライバル関係は激化し、チーム内の動きにも影響。ウォルフとメルセデスAMGはふたりのライバル関係がエスカレートすることは望んでおらず、この状況が深刻化するのであればドライバーラインナップの変更も考えざるを得ないと、先週主張していた。

 日曜日に行われたオートスポーツ・アワードでふたつの賞を受賞したハミルトンだが、授賞式は都合が合わず欠席。代わりにウォルフが登壇し賞を受け取り、ハミルトンとロズベルグの関係について次のように語った。

「ニコとルイスがライバルとして切磋琢磨していくことは非常に重要な事だ。今はそれが激しくなっている」とウォルフ。
「もちろん、ふたりもチャンピオンシップをかけて全力で戦っているわけだから仕方がない。しかし、我々はそれが過剰になってガレージ内で分裂が起きるようなことは避けなければならない。過去にもドライバーのライバル関係の悪化がチームのパワーバランスに影響してきたのを見ているからね。チーム全体の雰囲気を良い状態に保っていく事が一番重要なんだ」

 そう語ったウォルフは、彼がメルセデスAMGのマネージング・ディレクターに就任した2013年からドライバーラインナップの変更は常に頭の片隅にあったという。

「ドライバー同士の過剰なライバル関係がチームにとって悪影響を及ぼすと、長期にわたってチームを最高の状態に作り上げていくことはできない。ただラッキーなのは彼らが小さい時からお互いをよく知っていることだ」
「時々彼らのライバル対決を過度に解釈する傾向もあるが、実際にはお互いが8歳の時から知っている仲。それが救いになっている部分もある。彼らがプッシュし合うことで我々は金曜の走り出しからパーフェクトな週末にしていくことが出来るんだ」

 来季もハミルトンとロズベルグの白熱したバトルが予想されるF1。ウォルフが語っている通り、過去にはチームメイト同士の過剰なライバル関係がチームの分裂を生んだケースもあった。
 それを目の当たりにしているだけに、来年のふたりの関係性とチームの一体感維持のためにウォルフは神経を尖らせていくことになりそうだ。

(Translation:Tomohiro Yoshita/オートスポーツweb )




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