2013年F1中国GPの金曜プラクティスで、マクラーレンのジェンソン・バトンは6位/6位、セルジオ・ペレスは16位/11位のタイムをマークした。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン フリー走行1=6位/2=6位
今回持ち込んだアップグレードによってクルマが改善したかどうか結論を出すことはまだできない。期待していたほどの前進はみられていないんじゃないかな。クルマの問題はまだ解決していない。ただ、フィーリングは少しよくなった。
ここに新しいパーツを持ち込むためにこの2、3週間懸命に努力してきた。素晴らしいことだよ。今日はそのパーツで周回を重ねることが重要だった。今夜データをじっくり分析する。チェックすべきことはたっぷりあるんだ。
決勝では大部分をプライムタイヤで走ることになりそうだ。オプションタイヤで走っているとクルマの状態が完全に変わってしまう。1周はグリップがあっても、その後は1周ごとにタイムが落ち始める。
ピットに入ろうと決めた後、タイヤがパンクした。ターン14のブレーキングゾーンに差し掛かった時、左フロントをロップアップしたら、パンクしてしまった。そこに穴があったんだ。ピット入口の直前でラッキーだった。
今週末はトップ争いはできないと思うけど、間違いなく誰かとは戦えるだろう。
セルジオ・ペレス フリー走行1=16位/2=11位
僕自身は苦労したけれど、チームにとって重要な一日だった。
2回コースアウトをした。最初は午前中のセッションで、使い古したタイヤが冷えた状態で走っていて、タイヤをロックさせ、バリアに接触してしまった。FP2でのコースアウトについては、何が起きたのか分からない。あの時特にプッシュしていなかったんだ。
クルマを完全に信頼できてはいない。それで苦労している。
たくさんのクエスチョンマークがあるから、集めたデータをすべて分析しなければならない。どの方向に進むべきか分からないんだ。このクルマは全く一貫性がない。
それでも明日はもっとよくなると思う。完全に新しいセッティングに適応しなければならず、実質的にゼロからのスタートになる。簡単ではないけれど、今日役に立つデータを集められたから、それが今後の進歩につながるだろう。
明日の目標はQ3に進むことだ。日曜にはタイヤが重要なファクターになる。デグラデーションを管理し、完璧な戦略を用意することが大事だ。でもこのチームはそういったことが得意だから、楽観的に考えている。
日曜にはいい結果を出せると思うよ。