2012年F1中国GPの日曜決勝で、マクラーレンのジェンソン・バトンは2位、ルイス・ハミルトンは3位を獲得した。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン 決勝=2位
今日はニコ(・ロズベルグ)におめでとうと言いたい。彼は完璧なレースをした。でも最終スティントで僕らがスムーズに彼に戦いを挑んでいたら、僕らはどこまでやれただろうね。それは誰にも分からないけれど。
僕らのペースはとてもよく、(ピットストップの後)後続グループの前に出て、ニコを追い、彼にプレッシャーをかけようとしていた。ピットストップでロスしていなければ後続の前に出られたはずだ。最後のピットストップで遅れたけれど、それはよくあることだ。今週末の他のピットストップはすべてとてもうまくいった。ただ最後のストップだけがうまくいかなかった。
ピットで遅れたことで僕はコースに復帰した時にトラフィックの中に入ってしまった。少しショックだったよ。でもマシンには速さも安定性もあったから、2番手まで挽回することができた。セバスチャン(・ベッテル)といいバトルをして、自分でも満足できるオーバーテイクができた。
優勝にチャレンジできなかったのは残念だけど、何度もオーバーテイクし、たくさんのバトルがあって、楽しいレースだった。もっと重要なのは、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスがふたつの世界選手権においてトップに立ち、チームにとって素晴らしい日になったということだ。安定した結果を残すことはとても大事だ。
表彰台に戻ってこられて嬉しいけれど、戦いをもっと楽にするために改善すべき小さな問題が2、3ある。
ルイス・ハミルトン 決勝=3位
僕はすごいレースをしたよ! ジェンソンも僕も残念ながら勝てなかったけれど、僕としてはニコが今日初優勝できてすごく嬉しい。それから、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス・チームにとってもいいレースになり、すごく喜んでいる。
ジェンソンと僕が表彰台に乗り、たくさんのポイントを稼げた。
それにしてもタフなレースだった。ニコにチャレンジできたらよかったのにな。(グリッド降格ペナルティを受けずに)フロントロウからスタートしていれば、それができたかもしれない。それでもスターティングポジションから順位を上げられたし、オーバーテイクはすごく楽しかった。
僕は全力を尽くしてマシンのすべての性能を引き出したと思う。すごく安定したマシンだということが分かったのも、とてもポジティブな要素だ。
僕らは今後も前に進んでいけばそれでいい。メルセデスAMG、レッドブル、フェラーリ、ロータス、ザウバーが戦いに参加し、熾烈な選手権争いになっている。見てくれているファンに素晴らしいレースを披露していけるはずだよ。
ドライバーズランキングのトップに立ったのは久しぶりだ。でも今後も集中していく。今の調子で努力していきさえすれば、優勝できる日が来るのは間違いない。今後もっといい結果が出せるようプッシュし続けていく。