2012年F1中国GPの日曜決勝で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは5位、マーク・ウエーバーは4位だった。
■レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル 決勝=5位
レース終盤にはタイヤが残っていなかった。マシンの中で、タイヤを保つために、ブレーキバランスやデフなどあらゆるもので対応したけれど、最後の数周は、キミ(・ライコネン)の前の位置を維持するチャンスぐらいしかないと思った。彼も同じような問題を抱えていたみたいだからね。
僕らはたくさんのポイントを稼げたし、15番手からうまく挽回できた。今日はメルセデスが圧勝したね。彼らは素晴らしい仕事をしたと思う。僕らはストレートで遅すぎて、そこでタイムを失っていた。そのために他のマシンをオーバーテイクするのは難しかった。でも1周目がひどかっただけに、5位にはとても満足している。スタートでミスをしたんだ。レブを見つけるのに苦労し、いつもは僕はライトが消えた時の反応がすごく速いのに、今日はすごく遅かった。1周目はうまくいかなかったけれど、戦略でなんとか挽回できた。
僕らにとっていい週末だったと思う。たくさんのことを学べたから、その教訓を分析して、来週は正しい方向に進みたい。
マーク・ウエーバー 決勝=4位
レースを通してバランスを正しく保つのはとても大変なことだった。最終的に4位というのはそれほど悪くない結果だ。ベストの結果とはいえないけれど、上位争いはとても熾烈だ。レースのある段階では13位か14位を走っていたのだから、4位に満足すべきだろう。
バックストレートでプッシュしようとして、ワイドになるというミスを何度か犯した。あそこはマーブルに乗ってしまいがちで難しいコンディションだった。戦略は正しかったと思う。でも3回ストップというのはいつだってギャンブルだ。トラフィックに遭う可能性があるからね。
ニコ、おめでとう。彼はこの勝利に値する。メルセデスにもお祝いを言いたい。僕はこれで3戦連続で4位だ。たくさんのポイントを稼げたし、そこそこ満足してここを発つことができる。とはいえ僕らは今後も努力し、改善を目指してしかなければならない。