23日、デイビッド・リチャーズが来季のプロドライブのF1活動を見送る旨の発言を行ったのに続き、プロドライブから正式に2008年のエントリーを見送るとするプレスリリースが発行された。
2008年からエントリーする”12番目のチーム”としてFIAから合意を取り付け、来季からのF1参戦に向けカスタマーカー使用を前提に調整中と言われていたプロドライブだったが、ここへ来て様々な問題が発生していると噂されていた。
チームから23日に発行されたリリースは以下の通りだ。
「プロドライブは2008年F1世界選手権へのエントリーに向けた計画に関して、立場をはっきりさせる機会を望んでいる。プロドライブは一般的に”カスタマーカー”として知られるものでF1に参戦しようと常に考え続けてきた。ご存じのように、我々のエントリーはその計画が根底にあり、我々のビジネスの前提である。過去18ヶ月の間、我々は多大な努力をマクラーレン、およびメルセデス・ベンツからのシャシー、エンジンの供給に関して合意を得るために費やし、このスポーツに対する新たなパートナーからの資金援助に関しても同様に努力してきた。それ故、1年間我々が周知のように努力してきたことが我々がエントリーするこの局面になって法的な問題に直面してしまうことに大きな失望を感じている」
「この法的な問題は、新たなコンコルド協定の締結の遅れが根底に存在するため、我々が2008年のグリッドにマシンをつけられる可能性は現実的に排除しなければならない。しかし、まだ我々はF1で戦うことを望んでいる。そして、新たなコンコルド協定がFIA、FOA、そしてチームの間で結ばれることにより、我々が参戦できる可能性について明らかにしてくれることだろう。この新たな合意がなされた時、我々の将来の計画を合わせることができるのかが明らかになるだろう」