モズレー「フェラーリは他のチームよりも重要」
2007年10月26日
FIAの会長、マックス・モズレーは、長年誰もがうすうす感じていた事実、つまり、FIAは他のF1チームよりもフェラーリを尊重しているという事実を、ついに認めた。
モズレーは、F1公式サイトのインタビューで、F1においてフェラーリは他のチームよりも重要なのかと問われ、こう答えている。
「そうだ」とモズレー。
「第一の理由として、(フェラーリ)チームは1950年以来F1に参戦しており、歴史的に重要なポジションを確立している。第二の理由は、その存在の環境によるものだ。イギリスのチームが1チームのみで、あとはイタリアのチームで、商業権の保持者、そしてFIA会長、レースディレクター、そのアシスタント、コミッショナーもイタリア人だったとしよう。そういう状況なら、その(イギリス)チームが用心深くなったとしても無理からぬことじゃないか?」
長年にわたり、フェラーリには他チームとは異なるフェラーリ用のルールがあるのだと多くの人間が考えてきた。つい先週も、デイモン・ヒルは、今年マクラーレンに科されたペナルティーに照らして、そういった考えをほのめかしている。しかしモズレーは、決定はすべて、完全に中立的な立場から下されたものであると主張している。
「私は、イギリスの“マフィア”あるいはカルテルが有利に立とうとしないよう、多大なる責任をもって中立性を発揮し、フェラーリと密にコンタクトを保っている。しかし、我々が、テクニカルあるいはスポーティングレギュレーションを適用すべきだと判断する場合には、フェラーリも他のチーム同様の扱いを受ける。フェラーリに違反があることが発覚したときには――オーストラリアGP後の可動フロア問題のように――、違反は取り除かれ、罰せられる」
このインタビューの中で、モズレーは、自分とフェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロとの関係は、マクラーレン代表ロン・デニスとの関係とは異なる特別なものだと語っている。
「我々(ロンと私)は、時々電話で話す」とモズレー。
「ロンとの間に個人的な問題は一切ない。しかし立場の違いということはある。ディ・モンテゼモロとは、そうではない。彼はフィアットの会長であり、イタリアのビジネスロビー、コンフィンダストリアの会長でもある」
「ルカとは昔からの知り合いなので、ロンよりもよく知っている。ロンと知り合ったのは1970年で、80年代末には親しくなっていた。ルカのことは70年代初めからよく知っている。彼とは個人的にとても親しい」
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |