フェラーリのフェリペ・マッサは、今季が始まったらすぐに、勝利を目指して戦えることを期待しているという。彼は、2006年にF1での初勝利を挙げ、トルコとブラジルで優勝した。
マドンナ・ディ・カンピリオのスキーリゾートで行われた、毎年恒例のフェラーリのプレシーズンイベントで語ったマッサは、自分はフェラーリのレースドライバーになって以来、急速に成長している、とも付け加えた。実際、自分は落ち着いたし、はるかにたくさんの経験を積んだ、と熱心に指摘している。
「僕は(2006年に)選手権3位だったし、最後までワールドチャンピオンを目指して戦ったので、とても有意義だった」と彼は振り返った。
「僕はたくさんのことを学び、大いに成長した。今、とてもやる気になっているんだ。2006年にはたくさん満足できることがあった。初の表彰台もあり、2戦で優勝できた。ブラジルで勝てたのはとても重要なことだったよ。多分、人生で最高の瞬間だっただろうね。2007年はさらに前進して、最初から勝利を目指して戦えればと思っているよ」
マッサはまた、元チームメイトのミハエル・シューマッハーからたくさんのことを学んだ、とも認めた。
「あらゆる領域で学ばせてもらったよ。まずドライビングについては、いつプッシュすべきか、いつ守りに入るべきか、レースや起きていることをどう見たらいいのか、シナリオ全体を教わった」と彼は説明した。
「僕は2006年にかなり成長したし、彼は技術面において、とても重要な存在だった。人とどう働いたらいいか、マシンをどうセットアップしたらいいか、教えてもらったんだ」
「彼は間違いなく素晴らしい教師だったから、今後もその経験においてとても役立ってくれるだろう。ミハエルは素晴らしい経験を持つとても知的なドライバーだ。今年はドライバーにとっても技術者にとっても、すごく役立ってくれるんじゃないかな。彼はたくさんの人を助けられるだろう。僕らドライバーにとって、本当に興味深いよ」
シューマッハーがもはやレースをしないという事実については、その引退で空いた穴を埋めるには時間がかかるだろう、とマッサは考えている。
「ミハエル・シューマッハーがいなくなり、F1は多くのものを失うだろうね。ミハエルは、世界選手権のすべての記録を塗り替えた。F1はたくさんのものを失ったし、ミハエルがいないというのは奇妙な感じだけど、人生っていうのはそういうものさ」と彼は付け加えた。
「F1は彼がいなくなって損失を受けるけれど、新しいドライバーたちがいる。今やフェルナンド・アロンソが、僕らが照準を合わせるべき相手だよ」