フェルナンド・アロンソがマクラーレン・メルセデスに移籍した後、ルノーのナンバー1ドライバーとして期待されるジャンカルロ・フィジケラが、チームリーダーとしてのプレッシャーは心地いいと語った。

　またフィジケラは、イギリスのタブロイド紙“ザ・ピープル”に対し、ルノーの2007年型マシンR27は昨年型のマシンに負けず劣らず強いと思われ、今年もマニュファクチャラーズタイトルとドライバーズタイトルの2冠を狙っていけるだろうと述べた。
「プレッシャーはある。チームを引っ張っていかなければならないからね。でも、このプレッシャーは心地いい。僕は常にプレッシャーとともに生きてきたから、僕にとっては新たなチャレンジといったところさ」
「ルノーは本当にすごいチームだ。2005年と2006年は素晴らしい仕事をした。2007年がひどいシーズンになるとは思えない」

　しかし、フィジケラは、昨年1勝しか挙げられず、ポイントも72ポイントに終わったとあって、今年は昨年以上の成績が求められている。対照的に、アロンソは昨年、7勝を挙げ、フィジケラの2倍近い134ポイントを獲得した。
　さらに、テストドライバーから正ドライバーに昇格したヘイキ・コバライネンに対する期待が高く、フィジケラがナンバー1ドライバーの座を維持するには、開幕から素晴らしいスタートを切る必要がある。

「僕の方が経験があるということで、今年はチームリーダーとして開幕を迎える。でも、僕たちは同じマシンをドライブする。従って、パフォーマンスだけが物を言う」
「（今年のタイトルの行方については）昨年以上に接戦になると思う。僕も今年はタイトル争いに加われると信じている」

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