F1の統括団体であるFIAは、F1世界選手権で戦うマニュファクチャラーが意見を述べるための場として、新たなモータースポーツ委員会を設置すると発表した。

　これはマニュファクチャラー側の声を拾うために新設されたものだが、FIAとマニュファクチャラー側の間に生じた亀裂を埋めるための試みとも受け止められる。ここ6カ月ほどで危機は脱したものの、F1は2つのシリーズに分裂するという危険にさらされていた。

　FIAが発表したリリースには、次のように書かれている。
「世界モータースポーツ評議会（WMSC）は、採決により、新たなモータースポーツ委員会として、F1マニュファクチャラーズ諮問委員会を設置することを決定した」
「BMW、ダイムラークライスラー、フェラーリ、ホンダ、ルノー、トヨタの幹部社員らは委員会の一員となる権利を有し、ブルクハルト・ゴッシェル教授を委員長として迎えることになっている」
「要望があったように、（FIA会長）マックス・モズレー、（FIAテクニカル代表）チャーリー・ホワイティング、（FIAテクニカルコンサルタント）トニー・パーネルおよびピーター・ライトがFIAからの代表となる」

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