元F1ドライバーのジョン・サーティースは、2007年にF1デビューを飾るルイス・ハミルトンが、見ている人々を驚かせるような活躍を見せるだろうと考えている。
サーティースは、2輪と4輪で世界チャンピオンになった唯一の人物で、F1のドライバーズタイトルは1964年のフェラーリ時代に獲得している。そのサーティースが英ピープル紙に対し、もしマクラーレンが競争力の高いマシンを用意できたならば、GP2シリーズの2006年チャンピオンのハミルトンは、デビュー1年目で初優勝を飾れるかもしれないと語った。
「ルイスは何名かの人々を驚かせられると思うね。2007年に1勝を挙げることも不可能ではないはずだ。彼には才能もスピードもあり、うまくやれるだけの分別がある」
サーティースは、ここ数年でイギリス中の期待を背負っているジェンソン・バトンよりもハミルトンの方が好成績を挙げられると考えている。
「私自身は、ジェンソンよりハミルトンの方がキャリア的に早く向上できると思う」とサーティースは続ける。
「ルイスは、ジェンソンとは全く異なるタイプの人物だ。いきなりF1ドライバーとしてデビューしても、たとえ大金をつかんだとしても、ジェンソンのように気負い負けすることはないだろう」
「もちろんこれはジェンソンだけにいえることではないが、彼は自分のミスはしっかりと認めなければならない。ルイスはジェンソンを相手に善戦できるだろう。とはいえ、ジェンソンも(2007年に経験を積んだことで)今年はさらに安定した1年を送れるだろうと思っている。ルイスはさらなる興奮と高揚感を与えてくれるだろうが、彼もまた、いくつかミスをするだろうね」
2007年には、ハミルトン、バトン、スーパーアグリのアンソニー・デイビッドソン、そしてベテランのデイビッド・クルサードと、4名のイギリス人ドライバーがグリッドに並ぶ予定だ。