フェルナンド・アロンソ(ルノー)
Q:ブラジルGP以来、どう?
FA:奇妙な感じだね。夢が叶って、今週はすごく楽しいよ。特別なことは何もしてないけど、この05年シーズンの素晴らしい瞬間とキャリアを思い出した。
Q:スペイン、それともオックスフォードの自宅にいたの?
FA:オックスフォードの方だ。その週は家族も来ていたし、週末には何人か友達も来た。気楽に過ごせたよ。
Q:人生がどんな風に変わりそうかな?
FA:何も変わっていないよ。今季はいい仕事を成し遂げタイトルを勝ち取ったけど、F1は毎年変わる。来年は新しいルールの下、新たなモチベーションで、新たなチャレンジに挑む。だから、このレベルを維持して、またタイトル争いが出来れば嬉しいけど、そうはならないかもしれないし、誰にも分からないよね。僕らが成し遂げたことは、ルノーにも僕にとっても素晴らしかったけど、これからもまだ続いていくんだ。
Q:今年から学んだことは?
FA:優れたクルマがあれば勝てるということ、それだね。R23で戦っていた頃、良いマシンだったけど、ハンガリーGPで1勝を挙げたのみだ。マシンはそれなりで、選手権の結果も6位だった。去年のマシンはすごく走りづらくて、たくさんの問題を抱えていたけど、それでも選手権4位でシーズンを終えた。でも、当時はタイトルを取るための何かが足りなかった。その答えが今なら分かるよ。それは、優れたクルマと優秀なチームだってね。全てが揃えば、ちゃんと勝てるんだ。
フラビオ・ブリアトーレ(ルノー)
Q:ドライバーズタイトルの勝因は何だと思いますか?
FB:もっとも可能性を高めるのは勝利だ。我々みんな、満足しているよ。我々はルノーのF1プログラムを2001年に開始し、4年後にはタイトルを手に入れた。フェルナンドは、去年から今年にかけて信じられないような仕事をやってのけたが、彼はまだ24歳だ。なのに、この見事な落ち着きぶりだ。開幕オーストラリアからブラジルまでの各レースを見ても分かるように、彼は本当に素晴らしい。そのプロ意識は抜群で、常に冷静だ。最後の3、4戦はものすごいプレッシャーを感じていたよ。マクラーレンも非常に速く、誰にも先が読めないからね。シーズン序盤は我々のマシンのパフォーマンスも上々だった。それがバルセロナ以降になると、マクラーレンの速さが抜きん出てきた。だが、フェルナンドはキミ(ライコネン)とのポイント差を守り抜いた。フェルナンドとキミがブラジルで選手権争いを繰り広げられたのは、F1にとって結構なことだと思うね。そして、ルノーにとっても。大手の自動車メーカーが若いドライバーでタイトルを獲得したのは、これが初めてだ。実に素晴らしい。チーム内の、ルノーの全員が勝利を味わっていたと思う。最高だったね。