ジョーダンのサードドライバーとして日本GPの金曜日にF1マシンをドライブする山本左近が、スーパーGT決勝を前に記者会見を開いた。

「まずは、このチャンスを与えてくれたジョーダン・グランプリ、関係者の皆さん、そして今まで応援してくれたすべての人たちに感謝してます」と山本。「2002年にヨーロッパF3のために渡欧したとき、途中でチームを移籍しなければならないという辛いシーズンでしたが、その移籍先のチームオーナーが、現在ジョーダンでマネージングディレクターをしているコリン・コレス氏でした。それがこういう話につながったのは、世の中何が起こるかわからないなと思います」と、まずは経緯を説明した。
「自分がレース始めるきっかけとなったF1マシンに乗れるのは非常にうれしい。実際に乗るのはテストの2日間と金曜日ですが、それを今後に生かしたいです。とはいえ、まずは楽しみたいと思います」
　なお、トヨタがジョーダンにエンジンを供給していることもあり、今回のF1ドライブに対して何らかの形でトヨタが関与していることも推察されるが、それについては一切ノーコメントとなった。
　山本は9月5日にイギリスに渡り、翌日にはジョーダンのファクトリーでシート合わせを行う。そのままヨーロッパに滞在し、ベルギーGPを視察したのちに、9月13〜15日にシルバーストンで行われるF1合同テストに参加。山本が実際に走るのは14、15日の両日となる。

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