B・A・RHondaは、ルーベンス・バリチェロ選手との間で2006年シーズンから複数年のドライバー契約を結んだ。
バリチェロ選手は、過去5年間に渡って5度のコンストラクターズ選手権タイトル獲得に貢献したスクーデリア・フェラーリから、B・A・RHondaに移籍する。
彼は1993年のF1デビュー以来、スチュワート、ジョーダンそしてフェラーリのドライバーとして活躍し、参戦した212のグランプリレースで通算482ポイントを獲得。優勝回数9回、61回の表彰台を獲得している。
■ルーベンス・バリチェロ
「2006年にB・A・RHondaに加入することが決まり、とても興奮している。6年間に渡って素晴らしいシーズンを過ごすことができたフェラーリの皆には感謝をしている。彼らとは多くのレースで勝つことができたし、チームに貢献し、5度コンストラクターズ選手権チャンピオンを獲得できたことを誇りに思っている。だが私自身の目標としては、ドライバーズ選手権でチャンピオンになることであり、そのためには新たなモチベーションが必要だと思った。B・A・RHondaのここまでの推移を見てきたが、チームのスピリットと決意は素晴らしく、レースで勝ち、ワールドチャンピオンになるための重要な要素を持っている。我々の目標を共に達成するためには、このチームそしてHondaと一緒に働くこと以上にエキサイティングなことはないと確信している。今シーズンが終わるまでの間はフェラーリでドライブするが、その先の新たな素晴らしいシーズンを思うと、大変嬉しい気持ちだ」
■ニック・フライ B・A・RHondaCEO
「ルーベンスとの契約は、B・A・RHondaの成長そして彼自身のキャリアにおいてもエキサイティングなステップになるだろう。我々B・A・RHondaは強力且つ実績を積んできたチームとして成長してきており、目標であるワールドチャンピオンの獲得はそれほど遠いことではないと確信している。ルーベンスはドライバーとしての才能が優れているだけではなく、レースで勝つことができるチャンピオンチームを築き上げる経験も持っている。こういった経験が我々のチームを次のレベルに導いていくためにはとても重要である。我々がこのような短期間でルーベンスのような魅力あるドライバーを持つチームに成長してきたことは、チーム全員が誇りにしてもよいだろう。我々のポテンシャルを高く評価し、そして我々の夢を近い将来に一緒に実現させたいというルーベンスの気持ちは非常に嬉しい。なお、ルーベンスの加入がスムースに行くよう協力してくれたフェラーリにも感謝している」
■和田康裕 HondaRacingDevelopment社長
「B・A・RHondaは、ルーベンスのような経験豊かで素晴らしいドライバーと一緒に仕事をできることを非常に楽しみにしています。ルーベンスの持つ豊かな経験は、我々の最終目標であるワールドチャンピオン獲得に大いに役立つものと信じています」