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バリチェロは「残念」、ブルツは「3位のトロフィーは?」

2005年5月7日

 BARホンダが2レースの出場停止、すなわちジェンソン・バトンと佐藤琢磨の2名がスペインとモナコのGPの欠場を余儀なくされるという裁定が下されたのを受け、ルーベンス・バリチェロはその2つのイベントに2台の車が欠けてしまうのは極めて残念だと語った。一方、繰り上がり3位となったアレックス・ブルツは「僕はトロフィーを貰えるのかな?」とも。

 バリチェロは「今回の決定に関して政治的なかかわりは持ちたくは無いが、2台のコンペティティブなマシンがグリッドにいないということは実に残念なことだと思うよ」木曜日、フェラーリのメディアバスの中で、報道陣に今回の裁定に関するコメントを求められてバリチェロはそう答えた。
 多くのドライバーは彼と同様な感想を持っているが、現時点でのポイントリーダー、フェルナンド・アロンソも2人のドライバーに同情的だ。
「もちろん(ジェンソンと琢磨には厳しすぎると)思っているよ」とアロンソ。「ジェンソンはイモラで素晴らしいレースをし、表彰台に乗った。それは彼が素晴らしいドライブをした賜物だ。リスクを覚悟で予選周回をし、レースを戦い、戦略を実行し、かつ何の失敗もしていないのに、さぞかし残念だろうと思うよ」
「(とはいえ)全てのチームのためにルールがあるんだということには誰しも賛成すると思うよ。この世界にいる限り、そういったペナルティを科されるリスクは負わなければならない」
 サンマリノでは欠場したマクラーレンのモントーヤは、今回のニュースを聞いてショックを受けたと語っている。だが今回の裁定に伴い、3位に繰り上がったチームメイトのアレックス・ブルツの言葉には苦笑を隠さなかった。
「彼らがやったことには正直驚いている」とモントーヤ。「だけどひとつだけ笑えることがあるんだ。アレックス・ブルツが『僕はトロフィーをもらえるのか?』って言ったのさ。彼らが2レースに出られないということを聞いて本当にショックを受けているけど、それもルールだからしょうがないのかなと思う」




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