10日前のイギリスGPで、ホームコースのシルバーストンではチーム史上初の選手権ポイントを記録したジャガー・レーシング。先週はスペインのヘレスへ2台のマシンを持ち込み、3日間のテストを行った。
このテストには3人のドライバー、マーク・ウエーバー、クリスチャン・クリエン、ビヨルン・ビルドハイムが揃って参加し、エンジンの開発と今週末のホッケンハイムで使われる予定のアップグレードされた空力パッケージを中心としたチームのテストプログラムに取り組んだ。
ヘレスでのテストを終えたウエーバーはたいへん楽観的で、チームが確実に一歩前進したと感じている。日曜には再びトップ8でのフィニッシュも期待できるという。
「ホッケンハイムのレースに向けて、チームはコンマ何秒かを削れるいくつかのエリアに集中してハードワークを続けてきたし、どうやらその成果が表われつつあるようだ。シルバーストンでは必死で戦った末にポイントを取れたが、これからも1点たりとも楽には取らせてもらえないだろう。2000年にはホッケンハイムのF3000レースでポディウムに上がったことがある。あのときのパフォーマンスを再現できれば素晴らしいだろうね! 僕はR5のドライビングを心からエンジョイしているし、ドイツGPで1点でも2点でも取るためにできる限りの努力をするつもりだ。まわりのライバルをちょっとばかり焦らせてやることができると思うよ」
クリエンもR5が彼の期待に応えてくれることを願っている。彼は今シーズンまだポイントを記録しておらず、チームが信じる彼のポテンシャルを証明するには、そろそろ結果を残す必要があるだろう。
「ホッケンハイムは僕が本当によく知っているサーキットで、あそこでのレースではいつも表彰台に上がっていた」とクリエン。「僕は旧コースのレイアウトが大好きだった。長い歴史が感じられるコースで、長いストレートとタイトなシケインがお気に入りだったんだ。大勢の観客が入るモトドロームも素晴らしいところだね。あれほど多くの人々が応援してくれるのを見ると本当に勇気付けられるし、彼らのためにいいレースをしたいという気持ちになるんだ」
「過去2レースで僕らは決して悪くない週末をすごした。今週も同じことを再現できないと考える理由はないよ」