ルノーのドライバー、ヤルノ・トゥルーリがスペインでの表彰台フィニッシュ、そして今後の展望について語った。言うまでもなく、今の彼はあらゆる面で楽観的だ……。
Q:あなたがルノーF1チームに加わってから2度目のポディウムでしたね。どんな感じでしたか?
ヤルノ・トゥルーリ(以下JT):実際のところ、ちょっとばかり感動したよ。この週末、サーキットには何万人もの観客がいたが、そのほとんどが“ルノーカラー”で、みんな僕らの車が活躍するのを楽しみにしていた。もちろん、彼らはフェルナンドの応援に来ていたわけだけど、僕も彼のチームメイトとして週末の間ずっと信じられないほど応援してもらった。彼らはポディウムの僕に向かって大喝采してくれたよ。それはもうすばらしい気分だったね。僕にしてみれば、過去何シーズンかのハードワークがようやく実って、日曜日のリザルトにつながった。ハードワークはいつか必ず報われるんだよ。
Q:ここ何レースかを振り返ってみると、運さえよければもっと早く表彰台に上がれたかもしれませんね。
JT:まったくそのとおりだ。僕はいろんな理由でこういう成績を何度も取り逃している。だけど、バルセロナではすべてが計画通りに運んだ。僕は夢のようなスタートを決めて、まあミハエルのフェラーリの方がはるかに速いことは分かっていたけど、最初のピットストップまでは彼の前を走り、その後はコンスタントに周回を重ねてポディウムフィニッシュを確保した。できるだけ早いうちに、またこういうレースを再現したいね!
Q:先週末、ルノーはフェラーリに一番近いライバルだったと言えるでしょうか?
JT:そう思うよ。BARも手強かったが、僕らの車は2台とも彼らより上位でフィニッシュした。その結果、コンストラクターズ選手権での差を拡げることができたんだ。R24はあのレースの間ずっと、ドライブするのが楽しい車だった。
Q:2週間後はモナコです。抱負を聞かせてください。
JT:僕はまだF1での初ポールも初勝利も記録していない。もしかすると、モナコでそれが達成できるかもしれないよ! 僕らの車はあのコースに合っているはずだし、僕はモナコ公国でのレースをいつでもエンジョイしてきた。成功の秘訣は何かって? それはいつも同じだ。週末を通じて100%の力を出しきることさ。