ジャガー・レーシングはバルセロナに移動し、来週末カタルーニャ・サーキットで開かれる第5ラウンドに備える。ジャガーR5のスピードと信頼性をぜひここで発揮したいとチームが意気込む一戦だ。
クリスチャン・クリエンは今季全4戦とも完走を果たし、F1での走行経験があるトラックならそろそろポイント獲得をと狙いを定めている。
「もう第5戦になるなんて信じられない。4レースに出走して4レースとも完走でき、R5の信頼性には満足している」とクリエン。「これはファクトリーのスタッフからコスワースやミシュランまでチーム全員のおかげ。R5をいつでもしっかりセットアップしてくれるんだ。スペインではぜひ好成績を収め皆の激務に報いられるよう頑張りたい」
「あのトラックはよく知っているし、高速コーナーやすばらしい長距離ストレートが好きだ。全チームがいつもテストをしているところだから闘いはこれまで以上に厳しくなるだろうが、僕らの車に向いたトラックだ。バルセロナに行く週末を楽しみにしている。僕が大好きな国だし、一番落ち着けるトラックのひとつだからね」
一方、僚友マーク・ウエーバーはバルセロナの経験が十分あり、2ポイントを獲得した昨年の好成績を今年もぜひ再現したいと願う。
「去年はここで2ポイント獲ったから、もちろん今年も得点を狙う」とウエーバー。「あのトラックは楽しいだけでなく高速コーナーやオーバーテイクポイントがあってチャレンジしがいがある。ドライバーが楽しめるのと同様に観客もレースを楽しむことができるよく設計されたトラックだと思う。これは最近ではとても大切なこと。チームとしてもあそこではずいぶん走っているから本当に自分たちのホームトラックみたいで、週末に向けての準備もばっちりだ」
「あのサーキットはデータをたっぷり取ってあるから、金曜から車のセットアップにかかれるのが嬉しい。年に一度しか訪れない他の大方のトラックのように、基本的なデータ集めから始めないで済む」
「イモラで起きた断続的なエンジンの電気系のトラブルはコスワース・レーシングが原因を探ってくれていて、きっと解決してくれる。トラックは中から高程度のダウンフォースで僕らの車に合うし、テストも十分しているから、レースはポイント獲得を目指して頑張りたい