ルノーのヤルノ・トゥルーリとフェルナンド・アロンソが、今週末、F1開幕戦オーストラリアGPに臨む。ふたりは好成績を挙げられるという自信を持っているようだ。
今年が6回目のメルボルンとなるトゥルーリだが、チームの今季に向けた大きな目標は、彼にとってプレッシャーにはならないのだろうか。「全然。チーム上層部が僕らの目標を決めるわけだが、ここ2年彼らが間違ったことはない。でも、ドライバーとしては、どうあろうとプッシュするんだけどね。100%の努力をしなければ、ここにいる意味がない。どっちにしろ、今年の目標に変わりはないよ」
トゥルーリは、メルボルンの目標を「優勝」だと語る。
「メルボルンに来る前のパフォーマンスについて語っても意味はない」とトゥルーリ。「ライバルたちがどれくらい速いのか分からないのだから、なんとも言いようがないよね。ここまでのところはR24がどういう状況においても速く、エンジン性能もいいのは分かっている。アルバートパークのコースは楽しいよ。特にターン11と12の高速シケインは楽しいね。マシンのパフォーマンスもいいだろうし。全ドライバーが開幕戦を優勝で飾りたいと思っているけど、今回僕らはこれまでになくその願いに近づいている。みんなと同じく、日曜になるのが楽しみだね。その願いが現実になればいいな」
昨年このレースでは入賞はかなわなかったフェルナンド・アロンソだが、すでにGP優勝の経験を積み、自信を深めて開幕戦に挑む。
「一番大事なのは、(去年より)さらに自信をつけてオーストラリア入りができるってことだね」とアロンソ。「マシンについても、チャンピオンシップについても、トップチームで戦うということについても、僕は分かっている。去年とは違うアプローチでレースに臨めるよ。かなりリラックスしているね」
アロンソはR24は大きな進化を遂げていると考えている。「一番進歩したのはエンジンだね。テストを通してずっと信頼性があり、パワーも上がった。でもその他の部分もすべて進化しているよ。ミシュランタイヤは冬のテストの間に大きく前進したし、マシンのドライバビリティーは向上した。チームは素晴らしい仕事をしてくれたね。パッケージ全体が強化されたんだ」
どんなリザルトを挙げれば、日曜の夜に満足してレースのことを振り返ることができるのだろう。「そうだな、みんなで走ってみないことには予想するのは難しいよ。表彰台ってところかな……」