F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

メルセデスF1代表、将来的にパワーユニット供給チームを減らす可能性を示唆。エンジンリースで多額の利益は得られず

2022年6月8日

 メルセデスは今後、F1でのカスタマーエンジン供給を3チームから2チームに制限する可能性がある。エンジンをリースするビジネスは、もはや“魅力的”ではないのだという。


 ブリクストンにあるメルセデスのハイパフォーマンス・パワートレインズは、現在メルセデスのワークスチームの他に、マクラーレン、アストンマーテイン、ウイリアムズの3チームにエンジンを供給している。パワーユニットはF1の1億4000万ドル(約186億円)の予算制限には含まれていないが、マニュファクチャラーからエンジンを購入する費用については、FIAが1500万ドル(約20億円)の上限を設定している。

メルセデスAMG・ハイパフォーマンス・パワートレインズのファクトリー
メルセデスAMG・ハイパフォーマンス・パワートレインズのファクトリー


 しかしながら、メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフは、生産コストとわずかな利益により、メルセデスはもはや「多額の収入」を供給契約から得ておらず、多くのカスタマーを抱えることは利点になっていないと述べている。


「残念ながら、エンジンのリースビジネスは魅力的でも関心を引くものでもない。なぜならFIAは、小規模チームを守るためにカスタマーへの請求額にある制限を設けているからだ」とウォルフは『フィナンシャル・タイムズ』に語った。


 ウォルフのコメントは、彼のチームがF1で独占的な地位を失い、ライバルのフェラーリとレッドブルとのパフォーマンス差を埋めるのに苦戦しているなかで出たものだ。彼は将来カスタマーへの供給を減らす可能性についてほのめかしたが、3つのカスタマーチームのうちどのチームが外されるかについては手がかりを与えなかった。


「6台の(クライアントの)マシンを抱えて全面的に開発を進めたのちに、エンジンを2基減らしたい。なぜなら2基減らしても2基のスペアを各チームに提供する必要があるからだ」


「理想的なのは、ふたつ(のカスタマー)かもしれない。そうすれば実際に縮小できる」


 メルセデスはマクラーレンと1995年にまでさかのぼる歴史的関係がある。一方でウイリアムズと、元レーシングポイントおよびフォース・インディアだったアストンマーティンとは、10年以上の長期間にわたる提携関係にある。


 しかしながら、ポルシェとアウディのF1参戦が予想されており、メルセデスの現在の3つのカスタマーチームのうちいずれかのチームが新たな協業関係を結ぶ可能性もある。

ランド・ノリス(マクラーレン)
2022年F1第7戦モナコGP ランド・ノリス(マクラーレン)

セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
2022年F1第7戦モナコGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)

ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)
2022年F1第7戦モナコGP ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




レース

5/24(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
5/25(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
5/26(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※モナコGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン169
2位シャルル・ルクレール138
3位ランド・ノリス113
4位カルロス・サインツ108
5位セルジオ・ペレス107
6位オスカー・ピアストリ71
7位ジョージ・ラッセル54
8位ルイス・ハミルトン42
9位フェルナンド・アロンソ33
10位角田裕毅19

チームランキング

※モナコGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング276
2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム184
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム96
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム44
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム24
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位ウイリアムズ・レーシング2
9位BWTアルピーヌF1チーム2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP