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ザウバーF1、可夢偉/ペレス時代のアプローチに戻り、最下位脱出を

2016年11月10日

 2016年シーズン残り2戦、ザウバーF1は、何度か驚きの表彰台を飾った2012年と同様に常識にとらわれない発想で戦い、F1コンストラクターズ選手権最下位からの脱出を狙っていくという。


 ザウバーは現在全11チームの中で唯一ノーポイントでランキング最下位となっている。プライズマネーの面でも、なんとか最後の2戦のうちに入賞し、順位を上げることが重要になる。


 ここ数年低迷しているザウバーだが、小林可夢偉とセルジオ・ペレスを擁していた2012年には合計4回の表彰台を達成した。当時ふたりは決勝でグリッドから大きくポジションを上げることが多く、ペレスはマレーシアでは9番グリッドから2位、カナダでは15番グリッドから3位、イタリアでは12番グリッドから2位を獲得した。

2012年日本GP 小林可夢偉3位表彰台を祝うザウバーF1チーム
2012年日本GP 小林可夢偉3位表彰台を祝うザウバーF1チーム


 最近ザウバーは、当時のように、独自の戦略アプローチを試みている。例えばアメリカGPでは他のほとんどのマシンが2回ないし3回ピットストップを行ったのに対し、マーカス・エリクソンとフェリペ・ナッセは1回ストップで走りきった。


 メキシコGPでは、チームはエリクソンが1周目のアクシデントで負ったダメージの修理のためピットインした後はチェッカーまでタイヤ交換を行わずに走らせた。その戦略により、10位との差は40秒以上ついたもののエリクソンは11位を獲得することができた。


 チーム代表のモニシャ・カルテンボーンは、現在のノーポイントの状況を脱しマノーを逆転してコンストラクターズランクを上げるには、革新的な戦い方を追求するしかないと考えている。


 現在ランキング8位はハース(29点)、9位はルノー(8点)、10位はマノー(1点)、そして最下位11位にノーポイントのザウバーが位置している。


「独自のアプローチを採らなければいけません」とカルテンボーンは言った。


「戦略について言えば、他とは違うことを試す必要があります。主流となる戦い方をしていたら、チャンスをつかんでポイントを稼ぐのはかなり困難だと分かっています」


「とにかく常識にとらわれない発想をすることです。そうでなく安全な行動を取り続けていたら、いい結果は出せないでしょう」


「確実に今の(下位)グループから抜け出し、そのグループのトップに立つ必要があります。うまくいくときもいかないときもありますが、オースティンでは悪くなかったですね」


「ドライバーたちが戦略に沿ってやるべきことをし、うまく戦略を機能させたのです」


「予期しないことが起きたり、チャンスが巡ってきたときに、それを利用できる位置にいなければなりません」


「2012年には常にリスクのあるアプローチを採らなければなりませんでした。予選順位は16位、17位、18位あたりが多くても、そういうアプローチによって何度か表彰台に上ったのです」
「常にその時の状況によって、どういう戦略を採るかを決めるのです」


 カルテンボーンは、今年のザウバーがもっと早くからそうした大胆な戦略を採っていたら、今ごろは得点できていたはずだと考える。


「これまでのレースの多くでそうしたアプローチを採っていれば、うまくいっていたかもしれません」と彼女は認めている。


「例えばバクー(ヨーロッパGP)でそういうアプローチをしていたら、ポイントを獲得できる位置に立っていたでしょう」


「私たちのマシンにはそれができますし、ドライバーたちも実力を出しています。ストラテジストも正しい判断をしています。もうすぐ成果が出せるというところまで来ているのです」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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