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F1イギリスGP予選トップ10ドライバーコメント

2016年7月10日

 2016年F1第10戦イギリスGP予選をトップ10で終えたドライバーたちが土曜日を振り返った。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=1位

 完全に順調な予選だったわけじゃない。常にペースはあったけれど、Q3の最初のラップで少しワイドになってしまい、そのタイムが取り消された。縁石に触れたら外に出てしまったんだ。マシンの底を打って白線の外側にはじかれてしまうまでは、そこまで大きくはみ出してしまうとは思わなかった。
 
 最後のラップにはプレッシャーがかかった。ガレージで座っている時、「絶対みんなをがっかりさせちゃいけない」と思った。


 2回目のアタックラップは(1回目ほど)いい感じはしなかった。そのラップは取り消されないよう、慎重に行ったんだ。なんとかうまくやることができてありがたく思っている。今週末こういうパフォーマンスが発揮できるように懸命に努力してくれているチームにも感謝している。ファンの存在も大きなモチベーションを与えてくれているよ。


 明日もいつもどおり厳しいレースになるだろう。今夜と明日、しっかり分析をして、タイヤや戦略の面でうまくやれるよう準備することが重要だ。でも昨日のロングランペースは強力だったから、レースに向けて自分の思いどおりのマシンバランスにすることができたと感じる。明日またファンのみんなに会うのが待ちきれないよ。

2016年第10戦イギリスGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ポールポジションを獲得
2016年第10戦イギリスGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ポールポジションを獲得

(Formula1.comのインタビューにおいて、Q3のタイム抹消について聞かれ)想像できるなかで最大のプレッシャーがかかった。でも、それを楽しんだよ。これまで人生において、いろいろな状況のなかでプレッシャーの下に置かれてきた。誰もがそうだ。僕はそういう状況でもリラックスしている。誰かと議論したりといった種類のプレッシャーじゃない。そういう対立は好きじゃないから、いい気持ちはしないけどね。クルマに乗っている時は、自信を持って、自分の能力を信じて走らなければならないんだ。


 通常僕は、最初にバンカーラップを走って、次のラップでもう少し速いタイムを出すために、もっとプッシュする。僕は全般的により困難なやり方で物事に取り組むんだ。どうしてかわからないけど、これまでそうやって生きてきた。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=2位

 チームは僕らに信じられないほど素晴らしいマシンを用意してくれた。今日は走っていて大きな喜びを感じた。特に高速コーナーでは最高だったよ。


 ぴったり思いどおりに走ってくれるマシンで、ドライバーにとっては理想的だ。チームの皆に心から感謝する。


 今日は僕の日ではなかった。すごい仕事をしたルイス(・ハミルトン)におめでとうと言いたい。


 でも肝心なのは明日だ。まだあらゆる可能性が残されている。ルイスと僕は素晴らしいバトルをすることになるだろう。スタートにチャンスがあるし、タイヤのデグラデーションが戦略にどう影響するかも興味深い。


 最近僕はスタートをうまく決めているから、明日も楽しみだよ。もちろん優勝目指して攻めていく。


(FIA記者会見において、金曜のトラブルが予選に影響したかと聞かれ)それは全くない。
(前戦の接触の後、アプローチは変わるかという問いに対し)今後もコース上で戦う。戦い方がほんの少しだけ修正されるけど、それだけの話だ。


 僕らは接触したいと思っているわけじゃない。故意に接触しようと思うわけがない。僕らは戦いつつ、接触を避けていく。


■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=3位

 今週末は一貫して僕らはかなりの強さを発揮している。それがすごくいい予選につながったんだ。僕にとってここまでのF1キャリアの中でベストだよ。そして今日の僕らに可能だったベストの結果なのは間違いない。


 予選でものすごくついてなかったことは何度かあったけど、今日はとてもうまくいって、自分のポテンシャルを見せることができた。
 
 今後は自分のポテンシャルを改善していくことに集中していく。チームメイトに勝つことに焦点を合わせるつもりはない。ポイントはレースの結果つかめるものだから、それこそが僕にとって大事なパートなんだ。


 シルバーストンは素晴らしいサーキットだ。いつも楽しんで走っている。マゴッツとベケッツを抜ける時、マシンは最高のフィーリングなんだ。オーバーステアでもアンダーステアでもない。そのコーナーを抜ける時はすごくいい気分だよ。
 週末を通してマシンのパフォーマンスがとてもいいから、決勝が楽しみだ。このポジションを維持したい。この位置をキープすることも、後ろと戦い続けることも重要だ。
 
 雨が降ったらメルセデスとのギャップがかなり縮まるかもしれない。でも降らなければ、このポジションを保つことを目指していく。それができたら満足していいと思う。


■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=4位

 グリッド2列目を独占したというのは、チームにとって間違いなく重要な結果だ。それを目標として、しっかり達成したのだから、明日に向けて好調だと思う。2台そろってフェラーリより前の位置を確保できたのは素晴らしいことだよ。
 
 彼らとは激しい戦いになると予想していた。少なくとも予選に関しては勝つことができた。明日の決勝でも勝てるよう努力していく。


 もちろん4位より3位になりたかった。でも今日はこういう結果になった。明日もっといい結果を目指し、できるだけいい仕事をする。


 気温が下がるみたいだし、何が起こるか予想できない。でも自分たちの位置に関しては自信を持っている。


 メルセデス2台がトップ争いをするのは間違いないだろうけど、その後ろの戦いは激しいものになるはずだ。必ずやフェラーリは僕らにチャレンジしてくる。だから3位争いの行方は予測がつかない。明日は面白いレースになるはずだよ。


(Crash.netから、初めてマックス・フェルスタッペンに予選で敗れて動揺しているかと聞かれ)もちろんだ。予選に関して完璧なシーズンを送りたいと思っていた。だから(負けたことに)少し、むかついてる。でも仕方ない。


(ラップのどこで負けたのだと思うかという問いに対して)ほとんどが最終シケインだ。あそこに関しては彼のほうが少し速かったと思う。
 高速部分に関してはすごくよかった。高速コーナーはすごく楽しい。でも低速コーナーでは少しイライラさせられる。


 マックスは最初から速かった。この2、3戦、彼はいくつかのスティントでレースペースがよくなってきていた。
 立場逆転だ。今日は彼の方が速かった。でも明日は僕の方が速く走れるよう願う。可能だと思うよ。昨日のロングランはすごく良くて満足していた。それに関しては進歩していると思う。


 明日は戦いになるよ。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=5位

 5位と6位というのは望んでいる位置じゃない。今日の結果には満足していない。でもこれが僕らに可能な精いっぱいの結果だった。
 
 このコースでは僕らには限界があり、どこで苦労しているのかも分かっている。サーキットレイアウトとコンディションによって、楽に戦えずにいる。やれることに関して少し行き詰まっているんだ。


 午後の予選ではマシンの感触がこの2日間の中で一番よかった。でも速さが十分でないことは明らかだ。


 Q2で自ら難しい事態を招いてしまった。最初の新品セットを履いた走行の序盤にスピンし、次の走行ではフロントホイールをロックさせた。最後のアタックでQ3に進めたけれど、ああいうことは起きてはならない。
 
 レースになるとコンディションは変わるものだし、特にここでは大きく変化する場合がある。僕らはたいていはレースでの方が強いから、明日もそうであることを願う。いいスタートを決めて、タイヤをうまく機能させ、正しい判断をしていかなければならない。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=6位

 自分のラップには満足していない。午前中よりはマシンはよくなっていた。最初のランでアタックラップは好調にいっていたのに、ストウでコントロールを失った。ちょっと攻めすぎたんだ。2回目のランではターン1でワイドになってそこでまた態勢が乱れた。


 このサーキットでは僕らは他から少し遅れているようだ。ここまで大きく進歩してきたけど、ライバルたちと比較すると十分ではないのだろう。これから追いついていくためにやるべきことが多い。クルマを速くし、ダウンフォースをつけ、それと同時に効率もよくし、パワーも向上させる必要がある。
 

2016年第10戦イギリスGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2016年第10戦イギリスGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

 ギヤボックス交換をしなければならないという状況は受け入れざるを得ない。それは予選の前に受け入れた。


 決勝をスタートする時にはそんなことは考えない。いいレースにしたい。ペースはあるのに、本来の位置からスタートできない(注:ギヤボックス交換により5グリッド降格)。だからこそ大きく順位を上げることができると思うんだ。


 うまくスタートを決めて、1周目をしっかり走り、どうなるか見ていく。雨が降るかもしれないけど、いずれにしても冷静に努力を重ね、レースに臨み、エンジョイするだけだ。


(ロイターに対してギヤボックストラブルについて語り)昨日も今日も起きた。(僕らにとって)弱点だ。(トラブルを)防ぐ必要がある。昨日問題が発生し、今日は新しい問題が起きた。解決しなければ。


■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
バルテリ・ボッタス 予選=7位

 今日はマシンの力をすべて出し切ったと思う。そういう時、ドライバーとしてはすごくいい気分だよ。


 もっとトップグループに近づきたいと思っていたが、少しギャップがある。それを埋めるために、全力で取り組んでいるところだ。今、すべきことは明日のレースに集中することだ。


 明日はまた別の一日になる。天候が大きな役割を果たすことになるかもしれない。オーストリアの時よりもタイヤをうまく使うことができれば、いい戦略を使っていいレースが走れるはずだ。


■スクーデリア・トロロッソ
カルロス・サインツJr. 予選=8位

 金曜日が厳しかっただけに、今日の予選結果にはとても満足だ。昨夜は遅くまでかかってすべてのデータを分析し、今日マシンに変更を加えた。おかげでとても快適に走れるようになった。パフォーマンス上、0.5秒の向上があり、それでQ3進出のチャンスを得られた。


 中団の接戦ぶりは驚くほどだけど、いいラップを走ってコンマ1秒を絞り出し、中団のトップに立つことができた。明日7番グリッドからスタートできるというのは、チーム全体にとって素晴らしい結果だ。継続して懸命に仕事に取り組んでくれたみんなに、感謝している。3戦続けて後方グリッドから挽回するレースをしなければならなかっただけに、今回こそは予選をうまくやりたかったんだ!


 明日はコースのきれいな側という、とても良いポジションからスタートできるし、そこから順位を上げていけるといいね。周りのマシンは僕らよりペースがいいから、難しくなるだろうけど、ライバルを打ち負かし、できるだけ多くのポイントを獲得できるよう努力する。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=9位

 8番グリッドからスタートすることになりそうなので、期待どおりということになる。


 予選ではマクラーレンやトロロッソとの接戦になり、マージンは非常に少なかった。残念ながらQ3最後のラップで、コプスで少しコースからはみ出し、トラックリミットを守れなかったことで、タイムが抹消された。それがなければ、もうひとつ上の順位だっただろう。
 
 スチュワードがトラックリミットに関して下した判断は正しいと思うし、それは昨日のドライバーズミーティングで話し合ったことだから、ペナルティは受け入れなければならない。

2016年F1第10戦イギリスGP ニコ・ヒュルケンベルグ
2016年F1第10戦イギリスGP ニコ・ヒュルケンベルグ

 レースに向けては、今回も雨が予想されている。正直に言えば、雨が降れば事態が混乱することになるので、僕は構わないよ。何が起きようとも力強いレースを走り、ポイントを大量に持ち帰りたい。


■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
フェルナンド・アロンソ 予選=10位

 今週末は今のところうまくいっているね。


 ストレートでまだ少しスピードが足りないけれど、ここではそれをロングコーナーで補うことができる。だから明日はポイントを獲得することが可能な状態だと思う。


 予選Q3でこれより上のポジションをつかむには速さが足りなかった。でもセバスチャン(・ベッテル)のペナルティで9番グリッドからスタートできる。過去2戦は信頼性の問題に見舞われたけれど、明日はいいグリッドにつくことができる。
 明日は雨が降るという予報が出ている。決勝の途中に雨が落ちてくるような展開になれば、僕にとってはより一層楽しくなるね。何が起ころうと準備はできているよ。


 明日、マクラーレン・ホンダの2台が揃ってポイントを獲得できるよう、心から願っている。


(ジェンソン・バトンのトラブルについて語り)僕は過去2戦、信頼性のトラブルに阻まれた。ジェンソンは昨日も今日の予選もトラブルに見舞われている。僕らはパフォーマンスだけでなく信頼性の面においても向上するよう努力していく必要がある。


 明日すべてがうまくいくようにしなければ。今週末は一貫してトップ10あたりに来ているから、明日の決勝でもそれができない理由はない。


 周囲のドライバーたちと戦える位置にいるんだ。信頼性を確保する必要がある。



(AUTOSPORTweb)




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