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ロータス、不確定要素は多いが「マシンは自信あり」

2015年11月11日

 ルノーによるチームの買収は正式発表に至っていないが、ロータスは2016年のF1マシンはかなりの進歩を遂げたものになると確信している。

 今シーズンは経済的に困窮しており、ルノーとの話し合いが進んでいる段階でチームの口座が凍結される事態もあり、今季のマシン開発は暗礁に乗り上げている。しかし最終戦アブダビGPでルノーによる買収が完了する見込みであり、またルノーのスタッフもすでに合流して2016年のマシン開発に着手していると報じられている。

 テクニカルディレクターのニック・チェスターは「設計の段階で進歩が見られ、レイアウトの大部分も完成している。過去2シーズンで多くを学び、その知識が来季のマシンに集約されている。E23は年間を通じて大きな開発をしなかったため、そのぶんの人員を2016年のマシンに集中させている。いくつかのパーツ製造まで進行中で、現在は最終的なディテールをつめているところだ」と新車について語った。

 なお、現チームのCEOマシュー・カーターは別の取材に応えて「ルノーとの交渉が万一決裂した場合に備えて、引き続きメルセデスのパワーユニットを搭載する準備も並行して進めている」と明かしている。

 2015年シーズンは今週末のブラジルGPと最終戦アブダビGPを残すのみ。ロータスの目標は現在6ポイント差のトロロッソに追いつかれることなく、コンストラクターズランキング6位を維持することだ。

 チーム副代表のフェデリコ・ガスタルディは、ここ数ヶ月間はチーム全員にとって厳しい状況にあることを認め、「シーズンをできる限り良い状態で終えられるよう、すべてをつぎ込んでいる。今シーズンはある意味で2014年よりも厳しかったが、チャンスを最大限に活かしきれるよう攻め続けていくつもりだ」と語った。

(Translation:Akane Kofuji/オートスポーツweb )




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