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ハミルトン「ニコとの直接バトルは極力避けたい」

2014年5月8日

LAT

 現在3連勝中のルイス・ハミルトンが、今季のタイトル争いの最大のライバルであるチームメイト、ニコ・ロズベルグとは、コース上で直接対決しないで済むようにうまくレースを進めていきたいと語った。

 2014年F1ではメルセデスが圧倒的な強さを発揮しており、開幕戦はロズベルグ、続く3戦はハミルトンが制し、ランキングで他を大きく引き離してロズベルグが首位、ハミルトンが2位に続いている。

 ハミルトンは3勝を挙げてロズベルグとの差を4点まで縮めている。ロズベルグは3戦連続で2位につけており、バーレーンGPではふたりはスリリングなバトルを展開、両者の差はわずか1秒だった。

 ハミルトンは、このようなストレスから逃れるため、中国GPでは大きなマージンを稼ぐよう努力したと述べた。中国でのふたりの差は18秒におよんだ。

 今後もこういうレースができるよう心がけていきたいと、ハミルトンは述べている。


「ニコはこれから臨むどのレースでもものすごく速いだろう」とハミルトン。

「中国ではその前の(バーレーンでの)レースの時ほど接近しないようにしようと決めていた。そういうアプローチを今後も続けていくつもりだ。このやり方は僕にとっては完璧にうまくいっているからね」

「彼は今もポイントリーダーだ。スポーツにおいては心理ゲームがものをいう」
「いい結果を出すことが他の人々にどういう影響を及ぼすのか、はっきり予想はできないが、僕自身に関してはとてもいい効果が出ている」

 一方、ハミルトンは、メルセデスの持つアドバンテージは多くの人々が想像するほどは大きくなく、他のチームも注視していく必要があると述べた。

「まだまだたくさんのレースが残っているから、何が起きるのか予想できない。(中国では)フェラーリは大きな前進を果たした。彼らには僕らと同等の速さはないけれど、それでも(バーレーンの)10位から3位に躍進したというのはかなり印象的だ」

「ルノーは次のレースでエンジンを改善してくる。僕らもじっとしているわけにはいかない。これからも進歩し続けなければならないし、それができると確信している」




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