F1第7戦カナダGPの公式予選Q2が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。結果は以下の通りとなっている。
予選Q1を突破した16台により15分間で争われるQ2では、タイム上位10台がポールポジションを決するQ3へ進出する。
Q1から引き続きウエット路面で行われたこのセッションでは、序盤からすべてのマシンがインターミディエイトタイヤで走行。路面の状態が悪化してコーナーをオーバーシュートしたりシケインをカットしてしまうマシンも多く見られたが、ウエットタイヤは投入されなかった。
開始5分後を前にまずはマーク・ウエーバーが1分29秒672のトップタイムをマークすると、続いたハミルトンが19秒259を記録して首位に立つ。数分後にはニコ・ロズベルグも好タイムを記録するが、2番手に留まる。
セッション折り返しを迎えるタイミングでセバスチャン・ベッテルが1分28秒台に入れてトップに躍り出ると、次のアタックではさらに1分28秒166とタイムを伸ばす。ロズベルグも続いたが、1分28秒420で2番手とここでもトップを奪えない。
残り時間5分を切ると、アタック合戦はさらに激しさを増し、ウエーバーが1分28秒145で首位に立つと、ウイリアムズのバルテッリ・ボッタスも28秒台前半のタイムで3番手につける。また、一時はノックアウト圏内まで後退していたアロンソも5番手に復帰する。
その中、残り2分というタイミングでフェリペ・マッサが4コーナーでクラッシュ。マシンの撤去のため、残り1分59秒を残してセッションは一時赤旗中断となる。数分後、現地時間13時47分からセッション開始となる旨がアナウンスされると、ほとんどのマシンがピットレーン出口でコースオープンを待った。
シグナルがグリーンになると、エステバン・グティエレスが先頭でコースインし、後続は団子状態になりながらも各車チェッカーギリギリでアタックラップに入っていく。ただ、集団の最後方にいた暫定12番手のジェンソン・バトンだけがアタックラップに入ることができず、ここでの敗退が決定してしまった。
また、最後のアタックでタイムを伸ばせなかったセルジオ・ペレスと、自己ベストは更新したものの大きなゲインを果たせなかったニコ・ヒュルケンベルグは、ノックアウトゾーンからタイムを伸ばしたダニエル・リカルドとエイドリアン・スーティルに押し出される形でQ3進出を逃している。
一方、ハミルトンは最後のアタックで1分27秒649を記録してこのセッションのトップに。2番手には最後のアタックを行わなかったウエーバー、3番手にベッテルが入り、4番手にはここでもウイリアムズのボッタスが入った。
■F1第7戦カナダGP 公式予選Q2
1位 No.10 L.ハミルトン |
メルセデス |
2位 No.2 M.ウエーバー |
レッドブル |
3位 No.1 S.ベッテル |
レッドブル |
4位 No.17 V.ボッタス |
ウイリアムズ |
5位 No.9 N.ロズベルグ |
メルセデス |
6位 No.18 J-E.ベルニュ |
トロロッソ |
7位 No.7 K.ライコネン |
ロータス |
8位 No.3 F.アロンソ |
フェラーリ |
9位 No.15 A.スーティル |
Fインディア |
10位 No.19 D.リカルド |
トロロッソ |
11位 No.11 N.ヒュルケンベルグ |
ザウバー |
12位 No.6 S.ペレス |
マクラーレン |
13位 No.16 P.マルドナド |
ウイリアムズ |
14位 No.5 J.バトン |
マクラーレン |
15位 No.12 E.グティエレス |
ザウバー |
16位 No.4 F.マッサ |
フェラーリ |