2012年F1ブラジルGPの土曜予選で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは8位を獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 予選=8位
このポジションには驚いていない。1週間ではパフォーマンスを大きく変えることなど期待できないからね。自分はいい予選をしたと思う。この数戦を考えれば、表彰台に上れるチャンスはまだ十分あるし、表彰台が僕の目標になる。少なくとも通常のコンディションでは僕らには優勝争いをするチャンスはない。タイトルを取るには、ベッテルが僕に逆転を許すような順位でフィニッシュすることより、彼がリタイアすることに期待する方が現実的だということも分かっている。だから大混乱のレースになることを期待している。雨は重要なファクターになるだろう。ウエットコンディションは誰にとってもリスクが大きくなるのは確かだが。でもクルマは特にウエット用のセッティングにしているわけではない。
フェリペの方が前だったことについて? 彼は予選で基準以上の素晴らしい仕事をした。だから予想できたことだよ。
最終戦までタイトルの可能性を残すことができたなんてほぼ奇跡だ。普通の状況ならモンツァかシンガポールで可能性がなくなっていただろう。でも僕らにはまだチャンスがある。今日の時点で降伏したりはしない。
フェリペ・マッサ 予選=5位
いい予選だった。Q3でパーフェクトなラップを走ったよ。自分の置かれた状況の中で最大限の仕事をした。マクラーレンとレッドブルは僕らより速い。でも自分のマシンバランスにはとても満足している。
これからはレースに集中しなければならない。楽なレースにはならないだろう。雨が予想されているし、何が起こるか分からない。そういうコンディションでは、完走するだけでひとつの成果といえるだろう。
このポジションに驚いたかって? 僕が31歳にして走り方を学んだと思う人たちもいるかもね。冗談はさておき、僕はシーズン中盤以降、このクルマを快適に走らせることができるようになり、プッシュできるだけの自信を持てている。その結果なんだ。
このレースへのアプローチはきわめてシンプルだ。母国のファンとフェラーリのために全力を尽くす。クルマ
はとても優れている。予選で最速ではないにしても、決勝では競争力を発揮するよ。