2012年F1アブダビGPの土曜予選で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは7位、フェリペ・マッサは9位を獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 予選=7位
3回のフリープラクティスすべてにおいてだいたいこのあたりのポジションにいたのだから、Q3でもっと上を望むのは楽観的すぎる。予選前に予想していたのは5位から8位だったので、予想どおりのポジションだ。Q2とQ3の3回のアタックで出したタイムはほぼ同じだった。つまりこれ以上は無理だったということだ。今日の自分たちの仕事には満足している。クルマのパフォーマンスを最後の一滴まで絞り出せたのだからね。
ここに持ち込んだアップデートによってパフォーマンスは向上したけれど、その間ライバルたちだってソファでのんびりとテレビを見ていたわけじゃない。
大抵僕らは土曜に一番苦戦し、日曜にはよくなるから、今回もそうであることを願おう。ただ、タイヤのデグラデーションが小さいために、戦略の選択肢はかなり制限されるし、そのために順位を上げるチャンスも少なくなるというのは事実だ。
残りはあと3戦だが、ベッテルより14ポイント多く獲得しなければならないことは分かっている。それが僕らの唯一の目標だ。
フェリペ・マッサ 予選=9位
やっかいで難しい週末だ。少なくとも今夜までは間違いなくそうなっている。もっと上位、少なくとも3列目までには入れることを期待していた。Q3では、新品オプションタイヤが1セットしか残っていなかったこともあって、チームメイトとは違うプランで走った。今思えばそれはベストな選択ではなかったと言えるだろう。でも後から何が正しかったかを言うのは簡単だからね。
僕のクルマにはここに持ち込まれたアップデートのすべてが導入されているわけじゃない。もちろんそれは嬉しいことではないけれど、フェルナンド(・アロンソ)の結果を見ると、違いはなかったね。
最後のラップでは、あるコーナーでオーバーステア気味になって、そこで100分の数秒失った。だから8位になれた可能性はあるけれど、順位は大きくは変わらなかっただろう。正直言って、今日はこれ以上の結果を出すのは難しかったと思う。僕らは大抵レースペースは強力だから、それを利用していくつか順位を上げられることを願おう。
このサーキットは一部のクルマにとてもよく合っているようだ。マクラーレンは過去3戦はそれほど速くなかったのに、ここでハミルトンは楽にポールを取った。