天候に恵まれたヘレスでの合同テスト2日目、トップタイムをマークしたのはマクラーレンのルイス・ハミルトンだった。
シーズン後初のドライブとなったハミルトンにとって、ドライバーエイドのないマシンを走らせるのはこの日が初めてながらも、1分19秒371のトップタイムを記録した。スリックタイヤのテストも行った僚友のペドロ・デ・ラ・ロサは5番手だった。
2番手はレッドブル・レーシングのデイビッド・クルサード。クルサードはスリックタイヤの評価をすると共に、空力、シャシーセッティングなどの作業を行った。一方、同チームのマーク・ウエーバーはいくつかトラブルに見舞われて走行時間をロス、15番手となっている。
3、4番手にはフェラーリのキミ・ライコネンとフェリペ・マッサが続いた。ルノーからはネルソン・ピケJrのみが参加、6番手タイムを出した。ピケは午前中にスピンを喫し、マシンの修復のため、走行時間が短縮されたが、タイヤおよびマシンのハンドリングに関するデータ収集を行っている。
フォース・インディア入りを狙うクリスチャン・クリエンはスリックタイヤを履いて走行、7番手タイムをマークした。同チームからはジャンカルロ・フィジケラも参加、9番手となっている。トロロッソ勢はセバスチャン・ベッテルが8番手、セバスチャン・ブルデーが12番手。10番手にはBMWザウバーのロバート・クビカが入り、僚友のニック・ハイドフェルドは最下位20番手だった。トヨタのティモ・グロックは11番手、小林可夢偉は19番手。
ウイリアムズからはニコ・ロズベルグとニコ・フルケンベルグが参加、それぞれ13番手と16番手に位置した。同チームのテストドライバー候補とみなされているフルケンベルグが今回のテストで走るのはこの日が最後となり、翌日は中嶋一貴がステアリングを握る予定となっている。
スーパーアグリからはアンソニー・デイビッドソンが走行、17番手のタイムを出した。ホンダのルーベンス・バリチェロは18番手、ホンダ・ヤングドライバー育成プログラムのアンドレアス・ツバーは14番手と健闘した。