ジャン・トッドの後を継いでフェラーリF1ディレクターとなったステファノ・ドメニカリに対し、ミハエル・シューマッハーが称賛の言葉を送った。

　バルセロナでのF1合同テストで2日連続トップタイムをマークしたシューマッハーは、スポーティングディレクターから昇進したドメニカリについて、次のように語った。

「ドメニカリはこれまで素晴らしい仕事をしてきた」というシューマッハーのコメントがカタルニアサーキットの公式ウェブサイトに掲載されている。

「だからこそ、彼はフェラーリのスポーツ部門のマネージメントにおいてトップの地位に立つことになったのだ。彼は常にチームを支え続けてきた。これからもできる限りのものを提供していくことだろう」

「ここまでの成果以上のことを成し遂げるのは大変なことだ。しかし、改善の余地というのは常に存在するのだし、僕は来年フェラーリがまた世界タイトルを取ることを願っている」

　久しぶりにF1マシンのコクピットに戻り、来年のレギュレーションにあわせてトラクションコントロールをなくしたF2007をドライブしたシューマッハーは、ドライバーエイドのないマシンの方が走らせていて楽しいと語り、ドライバーの仕事は以前よりも大変になると認めている。

　また、F1が恋しくはないか、と問われた彼は、こう答えている。
「恋しくなんかないよ。だってこのスポーツから離れたわけじゃないからね」

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