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ブリヂストン、来季のタイヤに大きな変更は無し

2007年11月3日

 ブリヂストンは、来季のフォーミュラ・ワン世界選手権へ供給するタイヤに関して、大きな変更を施す考えがないことを明らかにした。

 ブリヂストンは、ミシュランが計画よりも一年早く撤退したため、2007年は唯一のタイヤサプライヤーとなっていた。同社のタイヤ開発総括責任者である浜島裕英は、2008年のタイヤに関しては小変更に留まるだろうと語った。

「ブリヂストンは今年、ピットレーンの11チームすべてに対してタイヤを供給してきた。これは昨年の5チームへの供給に比べて大きな変化であった。すべてのチームに対して公平に供給することができたと確信している」と浜島は語った。「この公平さという問題は、単にタイヤを供給すること以上に、技術情報やサービスを供給するという点で重要になるが、それに関しても保たれたと思う」

「シーズン前のテストにおいては、我々のタイヤを使用して結果を残した昨年のチームのみならず、以前は我々のコンペティターであったチームのテストも同様に見てきた。それはシーズン中も続けられたし、中でも非常にコンペティティブであった3チームをずっと見守ってきた。そのうち2チームは昨年は我々のライバル社のタイヤを使用していたチームである」


 今シーズン、F1は2種類のコンパウンドを使用したドライタイヤを規定し、各ドライバーは両方のタイヤをレース中に使用することを義務付けられた。様々なサーキットにフィットするタイヤを供給しなければならないブリヂストンとしては、非常に難しい選択を強いられた。だが浜島は、ブリヂストンの技術陣は、その要求をほぼ満足させることができたと主張している。

「我々は、2007年の配分及び、それに伴った結果に関してはかなり満足している。だが、それでも改善可能な箇所は常に存在している」そう浜島は認めている。「特定のグランプリに対してタイヤコンパウンドの配分に関しては変更する可能性も若干残っている。だがそういった決定を行う前にまず、今シーズンのデータを見直すところから始めたい」
「一例を挙げれば、スーパーソフトのコンパウンドは、カナダにおいて期待したほどのパフォーマンスを得られなかった。そのため来シーズンに向けてはこのコンパウンドを変更する可能性に関して考慮している。また、配合を変更するのではなく、いくつかのサーキットでは、ソフトとミディアムのコンパウンドを用いるということも考えている。またトルコにおいては、フロント右タイヤの負荷が想像以上に高いことがわかった。2008年にはそういった問題を解決するために、安全面を重視する見地から、ドライタイヤの構造に変更を加えることを考えている」

「しかし我々は、ハードからスーパーソフトまで、コンパウンドのレベルを変えて、4種類のドライタイヤを供給したいと考えている。さらには、ウェットウェザー1種類とエクストリームウェザーを1種類供給したい。これらのタイヤは基本的には今季と同じものになるだろう。もちろん、微調整を行う必要があるかどうか確認するために、今年のデータすべてを見直す。だが現段階においては、我々は仕様に関して大きな変更を施すことはないだろうと考えている」

 浜島はまた、2008年のレギュレーションの大きな変更点であるトラクションコントロールの廃止に関して、タイヤチョイスに頭を悩ますことにはならないだろうと考えている。
「トラクションコントロールの不使用というレギュレーションの変更によって、今シーズンよりもそれぞれのマシンやドライバーの間の差が大きくなる可能性はある。だがそういった新たな状況にそれぞれのチームやドライバーがいかに対応していくかを見ていきたいと思う」そう浜島は述べた。「だがその変更がタイヤに及ぼす影響としては、そう大きいものとはならないだろうと考えている」




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