ルノーがフェルナンド・アロンソのドライバーズタイトルに加えて、F1コンストラクターズ選手権も勝ち取ってからまだほんの数日しか経たないが、テクニカルディレクターのボブ・ベルによれば、チームはその成功に安んじることなく2006年に向けての準備を始めるという。

　来季彼らがダブルタイトルを防衛するために投入する新車R26の製作は、すでに順調に進行している。来年もマクラーレンとの戦いは続き、さらに1999年から2004年まで6年連続でタイトルを獲ってきたフェラーリも復活に期待をかけているに違いない。
　だが、ルノーは来季も2005年と同様の成功を再現できると、ベルは早くもライバルたちに警告を発している。チームをタイトル争いの最前線にとどまらせるために、エンストンのスタッフ全員がオフシーズンの間もハードワークを続けるというのだ。
「2006年も間違いなく今年と同様の成功を再現できるだろう」とベル。「過去にいくつかのチームが犯したのと同じ過ちを犯すつもりはない。私たちのポジションについて驕りはなく、ライバルを軽視したりもしていない。おそらくそれが今シーズンの初めにフェラーリが犯した過ちだったと思うし、マクラーレンも終盤には明らかに私たちを過小評価していた。来年の私たちは決してそうした態度を取らない」
「私たちには新たな目標が与えられ、それを達成できるかどうかは私たちの努力次第ということになるだろう」

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