13日、シルバーストン・サーキットで5チーム、9台の参加によるF1合同テストがスタートした。初日は、チャンピオン決定も間近かと見られるルノーのフェルナンド・アロンソがトップタイムをマークした。
次戦ブラジルGPで表彰台を獲得すれば、最年少記録での世界チャンピオンとなるアロンソは、この日ひとりだけ100周以上を走りこみ、R25の熟成に努めた。
わずか0.005秒差で2番手に入ったのは、マクラーレンのテストドライバー、アレクサンダー・ブルツ。ブルツは、サスペンション開発とセットアップに取り組み、日本GP用のミシュランタイヤ(プライムとオプション)をテストした。
3番手はトヨタのテストドライバー、リカルド・ゾンタ。4番手はルノーのテストドライバー、ヘイキ・コバライネン、5番手、6番手にはレッドブル勢のビタントニオ・リウッツィとクリスチャン・クリエンが入っている。
この日、最も人々の注目を集めたのは、ジョーダンのテストを行ったBARのテストドライバー、アンソニー・デイビッドソンだった。現在2006年のレースシートを探しているデイビッドソンは、午前中にエンジントラブルが発生したもの、7番手に入った。
8番手はトヨタのテストドライバー、オリビエ・パニス、9番手はマクラーレンのテストドライバー、ペドロ・デ・ラ・ロサ。ふたりはV8エンジン搭載車をドライブしている。デ・ラ・ロサがV8エンジンをテストしたのはこれが初めてのこと。走行の合間にエンジニアがデータ解析やソフトウェア交換を行い、1日を通じて着実に前進していた。
一方、フェラーリもヘレスでテストを行った。テストドライバーのマルク・ジェネが今季残り3戦に向けたブリヂストンタイヤの開発を担当し、F2005で80周を走りきり、自己ベスト1分18秒975を記録している。
テストは翌14日も行われる。
F1合同テスト- Silverstone
1位
Fernando Alonso
Renault-Renault
1'17.104
119Laps
M
2位
Alexander Wurz
McLaren-Mercedes
1'17.109
68Laps
M
3位
Ricardo Zonta
Toyota-Toyota
1'18.138
85Laps
M
4位
Heikki Kovalainen
Renault-Renault
1'18.714
79Laps
M
5位
Vitantonio Liuzzi
Red Bull-Cosworth
1'19.401
79Laps
M
6位
Christian Klien
Red Bull-Cosworth
1'19.906
67Laps
M
7位
Anthony Davidson
Jordan-Toyota
1'21.011
58Laps
B
8位
Olivier Panis
Toyota-Toyota [V8]
1'21.610
34Laps
M
9位
Pedro de la Rosa
McLaren-Mercedes [V8]
1'24.477
38Laps
M
B - denotes Bridgestone tyres.
M - denotes Michelin tyres.
All times unofficial - courtesy of McLaren