ミナルディのクリスチャン・アルバースが来月、F1開催を夢見るオランダの港町ロッテルダムのストリートでF1マシンをドライブすることになった。
ロッテルダムは、今年初めにF1開催に名乗りをあげた。もっとも、オーガナイザーたちは本格的なGP開催というのは大きすぎる望みかもしれないとも認めている。そんな折、アルバースが8月7日に開催されるマースサイド・モナコイベントでF1マシンをドライブすることになり、ここのところ一線級のF1ドライバーを輩出していないオランダではあるものの、F1開催を心から望む同国にとって追い風となりそうだ。
アルバースは当日、ロッテルダムのマースサイド地区に特設される2.6kmのストリートコースをミナルディ・コスワースPS05で周回する。コースは、クールシンゲルにある市役所を出発し、ホフプレイン、ポンペンブルグ、ゴウドセシンゲル、マリニエルスウェグ、チャーチヒルプレインを通って、クールシンゲルに戻る。コース沿いにはファンのために観客席や大型テレビスクリーンが複数設けられる。また、スタートからフィニッシュまで見学は無料だ。
アルバースは次のように語っている。
「オランダには僕のファンがいっぱいいる。残念ながら、僕の応援をするためにGP会場まで来られない人もたくさんいる。今回は、その人たちのために僕の方から会いに行くよ!」
「夏休み期間にF1マシンをドライブできるチャンスがもらえて嬉しい。この数カ月間、僕を応援してきてくれたファンのみんなにお返しができる絶好の機会ができた。ミナルディチームに、できるだけたくさんのタイヤを持ってきてくれるように頼むつもりだ。タイヤの跡をロッテルダムの路面にいっぱい残していきたいんでね!」
また、当日は中国系オランダ人レーサーのホ−ピン・タンがウイリアムズBMWをドライブするとも言われている。また、VIPビレッジではエディー・ジョーダン率いるバンド「V10」が観客の前で曲を披露する。