13日、ヘレスでF1合同テストがスタートし、7チーム14人のドライバーが走行を行った。この日、トヨタとウイリアムズは、来季使用が義務付けられる2.4リットルV8エンジンのテストを初めて行っている。来るべきシーズンに向け、早くも開発競争が始まったのだ。
トヨタはオリビエ・パニスがV8エンジンを搭載したマシンをテスト、22周を走行し、タイムは1分22秒422だった。僚友のラルフ・シューマッハーとリカルド・ゾンタはV10で走行したとみられるが、ラルフは1分17秒633と、パニスのタイムを約4秒半以上上回ってこの日のトップタイム、ゾンタは1分18秒759で10番手だった。
一方、来季のBMWとのエンジン供給契約は発表されていないウイリアムズだが、アントニオ・ピッツォニアがBMWのV8エンジンを搭載したFW27Bで走行した。周回数は8周にとどまり、タイムは1分30秒663と最下位となった。ウイリアムズからはニコ・ロズベルグが参加し、FW27Aのテストを行っていたが、腹痛のため、午後にはピッツォニアがロズベルグから引き継ぐ形でFW27Aを走らせた。
BARからはジェンソン・バトンとアンソニー・デイビッドソンが参加、それぞれ2番手と6番手に入った。3番手はルノーのフランク・モンタニー。僚友のジャンカルロ・フィジケラは5番手だった。モンタニーは主にタイヤテストを行った。一方、フィジケラはセッティングとサスペンション開発の作業を行っていたが、ブレーキトラブルのため、テストを早めに切り上げた。
4番手はザウバーのフェリペ・マッサ。レッドブルからはビタントニオ・リウッツィとクリスチャン・クリエンの若手ふたりが参加し、それぞれ7番手と11番手のタイムをマークした。マクラーレン勢はファン−パブロ・モントーヤが8番手、アレックス・ブルツが9番手。モントーヤはタイヤ、サスペンション、空力のテストを行っていたが、エンジントラブルのため、わずか26周でこの日の走行を終了した。
Jerez(7/13)
Leading times
1
Ralf Schumacher
Toyota-Toyota
1'17.633
57Laps
2
Jenson Button
BAR-Honda
1'17.733
77Laps
3
Franck Montagny
Renault-Renault
1'17.765
69Laps
4
Felipe Massa
Sauber-Petronas
1'18.000
65Laps
5
Giancarlo Fisichella
Renault-Renault
1'18.069s
75Laps
6
Anthony Davidson
BAR-Honda
1'18.428
63Laps
7
Vitantonio Liuzzi
Red Bull-Cosworth
1'18.449
82Laps
8
Juan Pablo Montoya
McLaren-Mercedes
1'18.584
26Laps
9
Alex Wurz
McLaren-Mercedes
1'18.712
89Laps
10
Ricardo Zonta
Toyota-Toyota
1'18.759
42Laps
11
Christian Klien
Red Bull-Cosworth
1.19.010
81Laps
12
Niko Rosberg
Williams-BMW
1.19.510
46Laps
13
Olivier Panis
Toyota-Toyota
1.22.422
22Laps
14
Antonio Pizzonia
Williams-BMW
1.30.663
8Laps
[all cars on Michelin tyres]
All times unofficial - courtesy of Jerez.