5日からフェラーリとルノーがテストを行っていたバルセロナのカタルニア・サーキットに、6日、マクラーレン、トヨタ、ウイリアムズ、BAR、レッドブル、ザウバーの6チームが参加し、全8チームによる合同テストが行われた。テスト2日目にトップタイムをマークしたのは、マクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサだった。
バーレーンGPで5位入賞を果たし、意気揚々とテストに参加したデ・ラ・ロサは88周を走行、2番手につけたトヨタのテストドライバー、リカルド・ゾンタにおよそコンマ1秒差をつけて、この日のトップに立った。
デ・ラ・ロサはMP4-19Bをドライブし、何度かセッティングを変更しながら予選1回目のシミュレーションに専念し、午後からはタイヤ開発に取り組んでいた。
MP4-20に乗り込んだ僚友のアレクサンダー・ブルツは65周を走行して4番手タイムをマーク。ブルツはテストがうまくいったことに満足している様子だった。
3番手は、1日目にトップに立ったルノーのフェルナンド・アロンソ。トラブルもなく118周を走破した。しかし、僚友のジャンカルロ・フィジケラは1日中メカニカルトラブルに見舞われ、7番手だった。
来月、ここカタルニア・サーキットでスペインGPが開催されるが、GP前にこのサーキットでテストを行えるのは、今回の合同テストが最後となる。この日のルノーは、スペインGPに向けたセッティングと、タイヤ開発プログラムに取り組んだ。
5番手、6番手につけたのは、ニック・ハイドフェルドとアントニオ・ピッツォニアのウイリアムズ勢。2台合わせて177周を走りこみ、彼らのテスト初日を終えた。8番手はBARのテストドライバーのアンソニー・デイビッドソンで、この日の最多となる143周を走りきった。チームメイトのジェンソン・バトンは、10番手だった。
9番手はフェラーリF2004Mをドライブしたマルク・ジェネ。前日に引き続き、ブリヂストンのタイヤ開発プログラムを行った。
この日でテストを終えたジェネは、テスト1日目に108周を走りこんでいるが、この日も120周を走りきった。翌日からはルカ・バドエルとルーベンス・バリチェロが参加し、バドエルがF2004Mを、バリチェロがF2005をそれぞれドライブすることになっている。
11番手はレッドブルのデイビッド・クルサード。トヨタの2台目をドライブしたオリビエ・パニスが12番手に続いた。ザウバーはこの日を含めた3日間のテストを予定しているが、1日目は去就問題がささやかれるジャック・ビルヌーブがテストに参加、パニスからおよそ1秒遅れの1分18秒096で最下位に沈んだ。ビルヌーブもまた、スペインGPに向けたセットアップと、エアロダイナミクス面に集中的に取り組んだ。
Barcelona(4/6)
Leading times
1.
Pedro de la Rosa
McLaren-Mercedes
1'14.391
88Laps
2.
Ricardo Zonta
Toyota-Toyota
1'14.516
65Laps
3.
Fernando Alonso
Renault-Renault
1'14.946
118Laps
4.
Alex Wurz
McLaren-Mercedes
1'15.178
65Laps
5.
Nick Heidfeld
Williams-BMW
1'15.337
123Laps
6.
Antonio Pizzonia
Williams-BMW
1'15.442
54Laps
7.
Giancarlo Fisichella
Renault-Renault
1'15.462
78Laps
8.
Anthony Davidson
BAR-Honda
1'15.500
143Laps
9.
Marc Gene
Ferrari-Ferrari
1'15.737
120Laps
#
10.
Jenson Button
BAR-Honda
1'16.137
109Laps
11.
David Coulthard
Red Bull-Cosworth
1'16.385
111Laps
12.
Olivier Panis
Toyota-Toyota
1'17.153
47Laps
13.
Jacques Villeneuve
Sauber-Petronas
1'18.096
74Laps
#:Bridgestone
all others:Michelin
*:2004car
All times unofficial