フェルナンド・アロンソのバーレーンでの優勝で、ルノーは2005年F1シリーズ開幕3戦3勝をマークした。同チームのエンジン・オペレーション・マネージャーであるドゥニ・シェブリエは、チームを賞賛するコメントを発している。
開幕2レースでのジャンカルロ・フィジケラおよび自身によるルノー2連勝に引き続き、アロンソはバーレーンで力強い勝利を挙げ、ドライバーズランキングでの首位の座を堅固なものにした。
フェラーリが開幕戦から不振に喘ぐ中、タイトルレースの急先鋒として浮上したアロンソについて、シェブリエは、バーレーンでのアロンソにとって通算3勝目は‘完ぺき’なレースだったと感慨をもらす。
「チャンスを余すことなく活かした、きわめて完成されたドライブだった」とシェブリエ。「あれは1シーズンにまぐれで1勝するドライバーのレースではなかった。バーレーンでフェルナンドは、予選の両セッションでファステストを出してポールを取り、レースは期待に応えるペースで、まさに彼がマレーシアで見せた通りのものだった。彼には速さを発揮する才能ばかりか、プレッシャーの下でも平静を保つ能力があり、レースのあいだ理性的な判断を下すことができる。彼の走りは完ぺきだった」
シェブリエはレース後、コンストラクターズ・トロフィーを授かる役目を受けて表彰台に上がり、誇らしい気持ちになったことを明かした。
「最高の気分だったし、特に今のルノーには団結心のようなものがあるため格別だった」
「これはビリーでの30年にわたるルノーの伝統がもたらすものであり、また2002年からビリーとエンストンの間で培われた強力なスピリットともいえる」
「表彰台の上で私がとても誇らしく感じたのは、自分自身のことではなく仲間の代表としてだった。チームの一員であることの意味を再認識させてくれた」