ハンガリーではノーポイントに終わったジャガー・レーシングは、１年のブランクを置いてカレンダーに復帰したベルギーＧＰに向けてスパ・フランコルシャンへと移動する。
マーク・ウエーバーはこのサーキットのファンであり、過去に何度もここでレースをしているが、悪名高き『スパ・ウエザー』が週末の仕事の進め方に大きく影響する可能性があるという。
「またスパでレースができるのは本当にうれしいことだよ。このサーキットには長い歴史があるし、僕にとってはレースをエンジョイできるコースなんだ。すばらしいレイアウトでスピードも高いから、ここをＦ１カーで走るのは最高の気分だ。おそらく今年は過去最高のスピードに達すると思う。観客にとっても特別な経験になるだろう」
「このコースの天候は週末の流れに大きな影響を及ぼすし、タイヤの選択や戦略に関しては天気がかなり厄介な要素になる可能性がある。コースが山の中にあるから、ウエット路面で始まっても、わずか２時間後にはドライで暑いなんてこともあるんだ。レースの週末全体を考えたとき、つねに重要な要素になるのはタイヤの選択だ。だから金曜日はタイヤの評価に相当な時間を費やすことになると思うよ」
チームメイトのクリスチャン・クリエンにとって、スパをＦ１で走るのは今回が初めてだ。しかし、彼はこのチャレンジングなコースにも自信を持って臨んでおり、レースでは自身の初ポイントを記録したいという。
「スパでは以前にレースをしたことがある。２年前にフォーミュラ・ルノー・ヨーロッパ選手権のレースに出たんだ。僕はこのコースがとても気に入って、今でもよく憶えているし、今度はＦ１で走れることになって本当にうれしいよ」
「実際に走る前にこのコースをできる限り深く理解するため、エンジニアたちと一緒にあらゆるデータに目を通してきた。それにこのコースはフィジカルな面でも厳しいから、ロンドンでトレーニングを積んできたよ。この週末を通じて車のポテンシャルを最大限に発揮するには、身体と頭の両面での準備が重要だからね」
「今週末は何とかしてポイントを取る必要がある。僕にとっての初ポイントをここで記録できればいいと思っているんだ」
ベルギーＧＰプレビュー：ザウバー
