クリスチャン・アルバースは、ジョーダンチームからオファーされたテストドライブのチャンスを断った今シーズン2人目のオランダ人ドライバーとなった。彼はDTMのツーリングカーシリーズに集中することが今は大事だと語っている。

　かつてはミナルディでポール・ストッダートの秘蔵ッ子であったアルバースは、スポンサーであるオランダ企業の後押しもあってジョーダンからテストドライブのオファーを受けた。しかしEJ14のコクピットにフィットしなかったということを理由に、今回のシーズン半ばのテストを断った。
　ドイツのIT企業であるトラスト社は、9月にアルバースがシルバーストンでジョーダンのテストを受けられるようセッティングした。しかしアルバースのキャンセルを受け、今度は12月にスペインでテストを受けられるように手配をした。同社はヨス・フェルスタッペンもスポンサードしていたが、この措置はフェルスタッペンにはなされなかったことだ。
「僕はジョーダンのテストセッションをすごく楽しみにしているんだ。彼らの柔軟な対応にすごく感謝している」とアルバース。「今年のDTMシーズンが終わりさえすれば、テストの準備ができる。そしてテストで僕がF1でやれるところを見せたいね。F1は僕の最終的な目標だし、トップチームのひとつで走りたいと思っているんだ」
　現在メルセデスのドライバーであるアルバースはDTM選手権で2位につけており、ライバルのアウディ、マティアス・エクストロムとの差は9ポイントである。

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