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「落ち込んでいる」とトゥルーリ

2004年7月6日

 ルノーのヤルノ・トゥルーリはチームのホームグランプリであるマニ−クールで、フィニッシュ直前に表彰台を失った。
 トゥルーリは70周のレースのほとんどを3位で走り続けたが、終盤にはジェンソン・バトンやルーベンス・バリチェロからプレッシャーを受けた。そしてファイナルラップ、リセコーナーへの進入でミスし、バリチェロに追い抜きのチャンスを与えてしまった。バリチェロはこのチャンスを見逃さず、最終コーナーでトゥルーリのインに切り込み、彼をラインから押し出す形で前に出た。
「僕のためにもチームのためにも、ものすごく落ち込んでいる」とトゥルーリは語る。「いいスタートをきめてバトンとクルサードの前に出た。マシンはとてもコンペティティブな感触だったよ。でもとてもナーバスだったから、フェルナンドについていくことはできなかった。レースは計画どおりに進んでいたけど、最後のスティントでマシンのトラクションが低下し、オーバーステアが強くなったんだ」
「ルーベンスをできるかぎり押さえたけど、最終ラップ、ターン13の出口では彼の方が速く、次のコ−ナーへのブレーキングの時に抜かれてしまった。ドアを閉めようとしたけど無理だったよ。今はただただがっかりしているけれど、これを乗り越えてさらに強くなって次のレースに向かうよ」
 落胆しているのはチームも同様だ。ルノーの初勝利から25周年を祝う一戦だっただけになおさらだ。
「唯一残念なのは、ヤルノのことだ」とフェルナンド・アロンソ。「一緒に表彰台に上れたら最高だったのにね」。アロンソは2位となり、2台のフェラーリと共に表彰台を獲得した。




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