ガルフエア・バーレーンGPを前に、F1の各チームがピットや設備を準備するために送った先遣部隊から、新しい開催地について好意的な声が届いた。
エンジニアや技術者たちは、レースに向けて準備を整えるのに忙しいが、新しいバーレーン・インターナショナル・サーキットについても、バーレーン国そのものについても、非常に熱い反応を見せている。
「私たちは皆、新しいサーキットを一目見て非常に感銘を受けた」と、ザウバー・ペトロナスのチームマネージャー、ウォルター・トッシュニクは、興奮して語った。「施設は素晴らしいし、バーレーンの人々はとてもフレンドリーだ。サーキットは、F1の新次元となるものだ」
ザウバーは、マナマに最初に到着したチームのうちのひとつだが、この国は初めてではない。今年初めに、キング・ファイサル・ハイウェイで行われた“F1フィーバー”というイベントの際に、湾岸地域で初めてF1を走らせたのだ。
ピットレーンのさらに先では、1番のガレージがワールドチャンピオンであるフェラーリのために指定されているが、そこでも、ロジスティクス・マネージャーのミオドラッグ・コトゥールが、やはり施設に感動していた。
コトゥールは次のように語った。「まず第一に、天候が違う――予想したほど暑くないね。だが、本当に感心したのは、すべてが非常に素速く作り上げられたということだよ。私がこの前ここに来たときには、コースは全然準備ができていなかった。それが、今は素晴らしいコースができている。バーレーンは、最も美しい最高のコースを作ろうとしているのだといわれていた。そして今、私が見たところ、これは確かに最高のコースだよ」
ジョーダンでは、チーフメカニックのアンディー・スティーブンソンが、マシンの準備をしていた。このマシンは、今回の週末の間、バーレーンがスポンサードする“メッセージ・オブ・ヒューマニタリアニズム”(人道主義)というロゴをつけて走ることになる。
「コースはまったく素晴らしいね」と、スティーブンソンも同意した。「ここで成し遂げられているすべてのものは、世界中の他のサーキットと比較しても、実に見事だよ。人々はとてもフレンドリーだし、プロフェッショナルでもあるね。私たちは、必要な助けをすべて与えてもらっている。作業環境は本当に素晴らしいし、メインのグランドスタンドは、まさに壮観だよ!」
バーレーンの気候に慣れるために来ていた、ジョーダンのドライバー、ジョルジョ・パンターノは、このレースがベテランにも、ルーキーにも、誰にとっても面白いものになるだろうと考えている。
「1コーナーはとても難しい。1周目に全車がどうやってあそこを駆け抜けるか、興味深いところだね。だけど、サーキットは見事だし、バーレーンの人たちはとてもフレンドリーだよ」と、パンターノは語った。